振り込め詐欺、架空請求キター! そしてイマイディレクターを知る
先週の金曜日(12月17日)、架空請求のハガキが来ました。
via:「簡裁悪用の架空請求、放置すると“本物”の督促に」
支払督促を偽造したり、「少額訴訟」や「裁判所」の言葉を使ったりする架空請求もあることから、「裁判所からの書類については放置せず、消費生活センターに相談して」と呼びかけている
ハガキを見ると「裁判取り下げ最終期日:平成16年12月20日」という具合で、金曜の午後に届いたのに期日は来週月曜かよ!というすごく焦らせるように作ってあるw
というわけで、いい機会なので最寄りの警察署の防犯課に行ってきました。
対応してくれたのは、若い紳士的な私服警察官の方でした。
まずは、債券回収業者の名前をブラックリストと照合してチェック。このリスト細かく見せてもらったんですが、大方のパターンとして「大日本○○」とか「国際○○」とかいう名称がありがちですね。あとは「オリックス○○」とか「ジー・シー○○」とかいう既存の有名クレジット会社とかの名称を文字ったもの。だいたいこういうパターンに当てはまれば架空請求とみて間違いないとのこと。
それから、敵の住所については架空のものが多いとのこと。4階建てのビルの7階だったりとか、駐車場だったりすることが多いらしいです。
文面についても、なんたら最終通告とか、裁判所とか、ほにゃらら法とかを赤字で挙げて、すっごく恐怖を煽る文章に仕上がってるから、一目瞭然ですよと言われました。確かに警察官の方は、僕が5メートルくらい離れているにも関わらず、手に持ったハガキを見て「架空請求だね?」と近付いて来たので、これすごく分かりやすい構成のデザインなんだと思います。とにかく赤字を使いまくりです。
手口なんですが、出回ってる名簿からハガキを送りつけるのは衆知の通り。彼らがどうやって架空名義の口座を開くかというと、保険証を偽造するらしいですね。透かしや割印が無いのに身分証明書になり得る、そんな事実にいまさら気付いてショックでしたw
その他にも色々と奴らの手口を話してくれたうえで「真似しないでね」と警察の方に言われましたが、じゃあやり方教えちゃうのはどうなのよ?と思いました(笑)
こちらが電話さえしなければ、向こうから電話がかかってくる事は無いのですが、もしもかかってきた場合でも、散々からかってイタ電してるつもりで馬鹿扱いしちゃってイイですよ、と仰ってました。
で、そのあと知ったのですが、報道特捜プロジェクトのイマイディレクターという、架空請求に電話しまくる有名な方がいるようですね。mixiにもファンコミュニティが出来てました。この人、ほんとにイタ電ですね(笑)架空請求業者を完全にからかってます(笑)こういう対応の仕方が流行るかもしんないね。機会があったらやってみよう(笑)
今回、僕に届いたハガキの文面は、警察のコレクション(?)にはまだ加わってなかったらしく、警察の方に「このハガキもらっていい?」ととても欲しそうに訊かれ、ブログに載せたいしなぁ〜と迷ったんですが、やっぱり渡しました。スキャンとか面倒くさいしw
んで、ブログにこのことを書くよ(てゆうか、そのつもりがなきゃ警察なんか来ないけどねw)、と警察の方に言ったら、
「警察庁が架空請求じゃなくて振り込め詐欺に呼称を統一したので、そのように書いてくれると助かります」と言われましたw それから出来れば警察庁のそのページにもリンク貼ってくれるとありがたいとw
というわけでリンク貼っておきます
警察庁「振り込め詐欺(恐喝)事件」にご注意!(PDF)
【関連リンク】
「無視出来ない架空請求」を知る — [防犯]All About
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2004年12月22日 16:55