SNSでのマーケティングはフニッシュブロー
先日の「mixiコミュニティ+パブリッシング」という記事からの続き。そして今日のは前置きが少し長過ぎる(笑)
以下mixiのコミュニティ、テレビっ子とテレビ見ない派の数
(TV局や番組のファンコミュニティは別の意味を帯びているのでここでは除外した)
◆テレビっ子…合計273人◆
●テレビっ子 大集合!254人
●拙者、テレビっ子でございます19人
◆テレビ見ない派…合計858人◆
●テレビ見ません589人
●テレビ見ない99人
●テレビつけっ放し…でも見てない118人
●部屋にテレビは置きません44人
●テレビを破壊する会8人
●元祖しゃちょう日記:新聞読まないし、テレビも見ません。
●webdog: M2層(35〜49歳男性)の夜間ネット利用時間が増加
●週刊!木村剛:ネット有名人vsリアル有名人:テレビは見ないがネットは使う
「[ビジネスブログ] ビズブロ界のキーマンに聞く!:第2回 P&G「I ?(ラブ) 困ったさんコンテスト」」より引用
テレビが顔面パンチだとしたら、ブログはローキックを地味に打ち続けてじわじわと追い込む、みたいな戦法かな(笑)
基本的に地上波のテレビ放送は見ない僕にとっては、インターネットの広告はパンチとはいかないまでも、顔面パチンくらいの威力はある。ブログの現状はマス広告の補完でしかないだろうが、SNSではどうなるのだろう?mixiでのオーシャンズ12の件に関しては、僕は生半可な興味しかなかったにも関わらず、戦略にはまり喜々として懸賞に応募してしまっている(笑)
コミュニティでやるのも面白いが、それが人ならもっと面白い。例えば1エントリー虎場数百件の真鍋かをりが広告塔としてmixiに参加したらどうなるだろう?マイミク数万人規模という事態も無理ではないかもしれない。それだけの人数に日記を毎日読ませることが出来たら…アイドルからイベント告知メッセージを送付されてしまったら…という興味や妄想は尽きない(笑)
一般的にテレビの視聴率1%は100万人に相当すると言われている。mixiのユーザー数がどこで飽和するかは分からないが、例えば1,000万人規模となった場合、全員にくまなく告知を行き渡らせる方法があるなら、10%の視聴率をとるテレビ番組と同じ効果が期待できる。口コミ効果を加味するなら、もっと小規模で同程度の効果を実現することも可能だ。SNSにコミットしたマーケティングでは、SNS内ではフォロワー層でしかなかった消費者も、SNSの外に出ればアーリーアダプターだ。一見それはごく当たり前のようだが、場合によってはクリティカルマスが大きく変わってくる事態だ。ま、その辺の手法は既にムギ畑やアットコスメなどの女性向けサイトで開発されてるわけだが(爆)
「McDMaster's Weblog:mixi パブリッシング」より
マス・マーケティングが終焉を迎えつつあるとまことしやかに言われる中で、SNS を介して形成される限られた志向(嗜好)を持つコミュニティに対するマーケティングという手法も看過できないところはある。ニッチな市場の発掘装置として SNS は適役であり、まさに上で述べたとおり、限られたユーザを「囲い込む」手法として有効に機能することとなる
現状ではニッチ発掘が考えやすいのだが、ユーザー数の飽和点次第では、マスマーケティングと同効果をもたらす事もありそうな印象。SNSを利用したマーケティングは、ローキックどころかまさにフニッシュブローの可能性を秘めている。
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2005年1月 5日 06:06