ふと、「QuickTimeの父」ことピーター・ハディ氏の近況が気になった
今ではすっかりスティーブ・ジョブズ信奉者の僕も、最初からそうだったわけではなくて、ジョブズ帰還前はQuickTime開発者のピーター・ハディ(Peter Hoddie)を崇めていました。もともとDTVをやりたくてMacを触り始めたので、ハディ信奉は当然のことでした。
ハディ氏というのは、Internet Watchによると、以下のような略歴です。
彼は長年、米AppleでQuickTimeの開発に携わり、その功績をたたえて「QuickTimeの父」とも呼ばれている。QuickTime関連の講演などでメディアに登場していたので、御存知のMacユーザーも多いだろう。2000年2月にAppleを退社し、その後Generic Mediaを立ち上げた。「Generic Media Publishing Service」以前にも、SonyのPalmOS搭載PDA「CLIE」に同梱されている「gMedia」をSonyと共同開発している
ただ、これは2001年時点ですね。その後の足取りがサッパリ分かりません。完全に表舞台から姿を消してます。彼の会社のサイトも既に無いようです。http://www.genericmedia.com/
ちょうどAppleを辞めて新会社を設立したハディ氏が、MacWorld Expo TOKYOに出展していたことがありまして、そこのブースでご本人を至近距離で拝むことができ、神々しいまでのオーラを放っている御姿にしょんべんちびりそうになったのも今では遠い記憶。
旧MacOSの起動画面では、イースターエッグでQuickTimeの開発者達の顔が登場するのですが、そこでよくハディ氏の顔を眺めたりしたものです。
彼がまだQuickTimeに携わっていたら、今とは少し違う状況になっていたんだろうな、などと妄想にふけってみたりしてます。今のiPodやiTunesを取り巻く状況を、彼はどう見ているのか聞いてみたいですね。
僕は貴方のおかげで様々な制約から自由になれました、とお礼を言いたい気持ちでいっぱいです。
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2005年11月 2日 06:40