クリエイター談義「ノンリニア時代の制作法を憂う」(5)
前回からの続き
Agの発言:
オレ、あんま高ビット処理、信用してないからなぁw
結局CDになるワケやねんから、16ビットのサンプリングレイト44.1になるねんから。よく言うぢゃん『録音のときに、高ビット高サンプリングレイトで録ると、CDに落としても音の粒がキレイ』ってさ。そんなの、一部のヒトしか解んねぇ〜っつうのw
JDの発言:
アナログハードはともかく、ソフトウェア処理でのエフェクトは、高ビットのほうがかかり具合が良いらしいよ
Agの発言:
へぇ
JDの発言:
要はデジタル処理って劣化やからね、Photoshopフィルターとかも。高ビットのテーブルでエフェクトして、戻したほうがいい。
Agの発言:
でも高ビット高サンプリングでは、処理が重くて大変やからなぁ。
JDの発言:
うちのHDレコーダー「ヤマハAW16G」は16bit・44.1khzやけど、でも内部のエフェクト処理は24bitテーブル。確かにマスタリングするときとか綺麗
Agの発言:
へぇ、そうなんや。
JDの発言:
でもなあ、GarageBandだとなにも考えずにiTunesに書き出しするだけで、それなりに適正レベルでまとめてくれるw
Agの発言:
このお手軽さw オレも、そういうの好きw
JDの発言:
やっぱコンピュータやねんから、自動でやってくれんとなw
Agの発言:
そうそう、ダリィ作業はコンピュータに任せればイイんだよw
JDの発言:
でもGarageBandのプリセットのLOOP使って、曲作った気になってる人を見るのは萎えるw そういう勘違いがあれだな、テクノロジーが生んだ不幸だなw そんなん言うたら、僕もシーケンサのおかげでオーケストラっぽいものが組めるわけだけどもw
Agの発言:
簡単にケミブラのような存在になれる思ってるんやろうなw
JDの発言:
実際さあ、ダフトのこないだ出たアルバムなんか3週間で出来ちゃってるわけで、使ってる機材とか音色とか、いくらでも似たようなものがあるしさ、そうそう変わりはないけどねw
Agの発言:
3週間でガッポリですか・・・
JDの発言:
そうそう。僕らの持ってるような機材とかで、さくさく〜っと作ってがっぽりですよ。いまGBUCに2曲アップしてるけど、賞味3日なんですよw アルバム作るのに3週間もいらんなとw ダフトっぽい方向で攻めたら、もうスグできちゃうよホンマ
というところで次回へつづく…
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2005年5月 6日 01:45