LogicにてFA-66とUA-25を使う際の比較
ひょんなことからUA-25とFA-66という、2つの似て非なるオーディオ・インターフェースに触れる機会に恵まれました。よって、これらを比較しつつLogicで使用する際の留意点について書きたいと思います。
UA-25はUSB1.0規格対応、FA-66はFireWire(IEEE1394)規格対応のデバイスです。入力はUA-25が2イン、FA-66が6インとなっています。
入出力サンプリングレートは、UA-25が最高96khz、FA-66が最高192khzとなっています。以前にも書いた通り、UA-25ではそこに落とし穴がありまして96khzで入力の際は同時録音再生ができません。早い話がLogicからのオケがモニタできないということで、歌入れやギターを弾く場合などはお薦めできない仕様です。モニタしながら録音したい場合は44.1〜48khzで録音しなければなりません。
また、MacOSXならどちらも専用ドライバを経由せずに使用できますが、UA-25では専用ドライバを利用しない場合(ADVANCEモードOFF時)は16bit/44.1khz録音再生しかできなくなり、さらにMIDI機能も利用できなくなります。FA-66ではそういった制限はありません。
GarageBandでは16bit/44.1khzの録音しかできないのでUA-25でも充分かもしれませんが、Logicでは24bit/192khzでも同時録音再生できるFA-66のほうが断然有利です。(もっとも、僕の使ってるLogic Expressでは96khzが最高値ですけどね)
電源はFA-66はバスパワーもACアダプタも使えますので、デイジーチェーンでも安心です。UA-25はUSBバスパワーのみです。USBポートの方が埋まりやすいでしょうから、こういった面でもFA-66の方が有利でしょうね。
あとの機能は似たりよったりですかね。両方ともハイインピーダンス入力にも対応していますから、直接ギターやベースのシールドを挿して、LogicやGarageBandのアンプシミュレータなどを利用できます。
やはり一番大きいのは96khzでの同時録音再生ですね。GarageBandユーザーであればUA-25で必要充分ですし、Logicでも44.1〜48khzでしか録音しないという場合は事足ります。しかし、Logicの高サンプリングレートを存分に使いたいならFA-66といった印象ですね。
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2005年5月23日 10:49