ブログでプロ・アマ論をやる人が苦手
プロとは何か? アマとの違いとは?
つい先日も、この手の話題をどこかで読んだのですが、どうも苦手です。プロになりたい人がそういう事を書いて自身を鼓舞してるようにしか見えんのです。
いまどき何をやってもそこそこ食えるので「食うために必死でやっていたら、その道のプロになってた」等という先達の事例も、あまり実感のわく話として聞けないのかもしれないですね。
まずは自分の考え得る範囲でプロとしての定義付けを行い、それを自らに課さねばならないというわけです。頭だけで考えていればそうもなる。
ブログでそれを書くのはまだしも、よりディープな独り語りの多いmixi日記なんて目もあてられない。もはや痛々しい。(という理由でのマイミク斬りもしばしばw)
私事ですけども、技術者的な面では「プロとアマの垣根が低くなってきた」云々と言われ始めた頃から、「じゃあアマチュアの方がかっこいいじゃない」と思い続け、3年前にアマ転向宣言をいたしました。自分の胸の中だけで(笑)。
良い機会なので、このエントリーを以て対外的にも正式な宣言と代えさせて頂きます。(ボランティア宣言ではないので今後も対価は頂きますが。)
さて、なぜアマチュアのほうがプロフェッショナルよりかっこ良く感じたか?
それは、アマチュアがアマチュアとして技芸を磨く姿には、上述のような痛々しいプロ・アマ論による自己啓発が皆無だから。高い意識を持てない自分のような凡人は、質の低いプロ意識にとらわれてしまうくらいなら、そんなものは捨ててしまった方が良いという考えです。
「プロとしてこうあるべきだ」
そんな拘りや大前提や規範が、自分を殺しかねないとも限りません。そこを第一義とは出来ない。
随分前のトークショーにて、今後の方針を問われた際にも、そのような主旨のことをぼかしながら語ったのですが、一緒に出演してた「スキージャンプペア」の真島さんはもっと端的に、アマチュア精神を大切にすると仰ってました。
大ヒット作を出してる作家さんの言葉で裏付けされたわけですから、それ以降は安心してアマチュアであることを誇れるようになりました。
私のような半端人間の皆さん、アマチュア宣言してみては如何でしょうか。プロ/アマの垣根が無くなりつつあるので無意味かもしれませんが(笑)
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2006年6月23日 07:56
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