無人パトカーが1時間以上アイドリング・ノンストップ
都内某所、ある深夜の駅前交番、木刀を持った警察官3人が立ち話。その傍らのパトカーはずっとエンジンかけっぱなし。私の知る限り一時間以上に渡りそこにとどまったまま。しかも誰も乗ってない。
緊急出動に備えるためか?しかし道路に尻を向けて駅前ロータリーに駐車。一刻を争う事態に備えているようにも見えない。
断じて暖気運転などではない。今年初めて真夏日となった日の蒸し暑い夜のことだから。
では冷房のためか?そうでもないらしい、窓が開けっ放しだったから。
さて、アイドリング・ストップ運動というのをご存知だろうか? と問うまでもなく浸透しているとは思うが。
現在、公共交通機関、公用車などは徹底してアイドリングしないよう努めているようだ。たまにバスに乗る機会があるが、信号待ちではこまめにエンジンを停止している。
条例で無駄なアイドリングを禁止している自治体も多い、なかには罰則まで設けているところもある。
アイドリング・ストップQ&Aによると、東京都内に登録されているすべての自動車(約400万台)が、アイドリングを毎日10分間ずつ短縮したとすれば1年間でドラム缶100万本分の燃料節約、二酸化炭素の排出量は13万トンが削減できるらしい。
毎日の通勤などでアイドリング・ストップできる時間などたかが知れているだろうが、それでもきちんと心掛けている市民も少なくないはず。
その努力を水の泡にするかのように、警察官がガソリンと税金の無駄遣い、そして不必要にCO2を排出しているのだ。むしろ指導・啓蒙する立場である公務員がこのような状態とは嘆かわしい。是非ともこのような愚行を省みてくれることを願う。
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2006年7月 1日 17:03