POP-UP絵本ミュージアムを観て来た
ちょうど一年ぶりの第二弾、飛び出ししかけ絵本ロバート・サブダ&マシュー・ラインハートの「POP-UP絵本ミュージアム」を、昨日観て来た。
会場は池袋西武百貨店の西武ギャラリー。
なんと好評に付き会期延長だとか。確かにロバート・サブダ人気の高まりは、ブログで書いているだけでもひしひしと感じる。
昨年行われた「ロバート・サブダ しかけ絵本の世界展」ではデジカメでの撮影がOKされていたのだが、今回はどういうわけだか禁止。よって会場内の写真はない。
どんな内容だったかというと、ロバート・サブダの「ナルニア国物語」とマシュー・ラインハートの「スターウォーズ」を前面に押した展示。原画や色校正、制作作業中のモックアップ、テストショットなど。スターウォーズファンも楽しめるかと思う。
加えて去年の展示の一部なども流用しつつ、今回初出ラインハート氏の「シンデレラ」などもあり。シンデレラのモックアップでは、馬車をひく馬のパーツ構成などに感激。
展示規模は昨年より小さかったものの、ポップアップ好きならやはり観ておいて損はないだろう。私自身はAdobe AfterEffectsでの3Dレイヤーの参考にとサブダ作品にハマった口だが、今回の展示も各所に「うーん」と唸らされるところがあった。
仮想空間や映像投影における3D技術とは全く異なるものではあるが、本来2次元である絵本の世界を3次元に展開する技法というのは、たいへん勉強になる。そういった方面に興味のある方には(以前より何度も繰り返し薦めてはいるが)これらのポップアップ絵本にぜひ触れて欲しい。
ちなみにサブダとラインハートのポップアップ絵本は、洋書のほうが圧倒的に安い。飛び出す絵だけでも充分に楽しめるので、お子様用でなければ洋書のほうがお薦め。
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投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2007年12月24日 17:52