NeoOfficeでマイクロソフトにさようなら
勘違いしてる人が多いようですが、Microsoft ExcelはもともとMac用のソフトです。
Apple自身がCMにて「MacでもOfficeが動く」ということを語ってMacへの乗り換えを喚起していますが、MacにはOfficeがバンドルされていないため多額の出費が必要となります。(1ヶ月だけ使えるお試し版が付いている機種もある)
ちなみにMS Officeの定価はMac版、Windows版ともに5万円以上です。
▼AmazonでのOffice検索結果
主業務でMS Officeに頼るところが大きいなら迷わず購入しますが、送られてくるファイルがOffice書類だから仕方なく買っている…という方も少なくないのではないでしょうか?僕なんかはMS Office書類はおもに読めればいいだけなので、出来ればそこにお金を使いたくないと思い続けていた派です。
フリーウェアのOpenOfficeというのもありますが、MacではX11(X Window System)で動作するものなのでちょっと使いづらい感もありました。
が、そのOpenOfficeに基づいたMac OS Xネイティブで走るNeoOfficeというものがあるのですね。
こちらから無料ダウンロードできます。
▼NeoOffice
1ヶ月ほど前にインストールして試用していますが、特に問題は発生していません。ユーザーインターフェースがMS Officeに似ているので乗り換えも比較的容易だと思います。
ちゃんと日本語ランゲージパックも用意されていて、それを後からインストールすれば日本語版となります。
MS Officeより嬉しい点としては、ドローソフトが付いてくるところですね。他、エクセル的なものやワード的なもの、パワポ的なもの、そしてデータベースソフトが付いてます。
さて、ところでそんなにOfficeスイートというのは必要なものなのでしょうか?
むかしの話ですが、個人事業主のイラストレーターさんやデザイナーさんなどのなかにはExcelやパワポの書類を送っても、そもそもOfficeなど持っていないという方が多くいらっしゃいました。そんな状況下ではこちらとしてもわざわざOfficeの書類を使う必要はないんですよね。テキストとイラレで多くは事足りました。表はHTMLのテーブルでも良いし。
今では安価なPDF作成ツールが多くありますし、そもそもMac OS XならOS標準機能としてPDFが作成できてしまうので、企業間のやりとりではMS Office書類ではなくPDFを使う方が増えているように思います。そちらの方がセキュアな印象もありますし。
また、Mac OS X付属のテキストエディットでは、ワード書類の読込みと保存が可能になってしまいましたね。
どんどんMS Officeが不要な状態になりつつあります。
Virtual PC for Mac(Windows XP付き)とセットになって割安感があった時代もありましたが、Intel MacではVirtual PCが動きませんしね。
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2007年6月 9日 23:46