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iMovie'08 のビデオサムネール作成でお困りの方へ

iMovie '08初回起動時のiPhotoビデオサムネールを作成したら、とんでもなくハードディスク容量を食ってしまいお困りの方へ

ビデオ編集ソフトの概念が15年ぶりにモデルチェンジしました。

新しくなったiMovie '08では、Adobe Premiereに始まる現在のビデオ編集ソフトの形を、根底から覆すような試みが多くなされています。

近年はiMovieでもそこそこ仕事が出来るようになったなと感じていた矢先に、「iLifeで残業なんかさせるかよ」と言わんばかりの大幅な仕様変更。iMovieが再びホームビデオのために帰ってきたという感じです。

また、新インターフェースは使っていて楽しいです。そのリッチ体験こそがまさにMac、出来上がるものも素晴らしいが、何より操作する楽しさがある。

と褒めてばかりもいられません。

iMovie'08の初回起動時、iPhoto ビデオサムネールの作成を求められます。これがクセモノ!
iPhotoビデオサムネール

なぜiPhotoが?と思う方もいらっしゃるでしょう。
iPhotoは写真を管理するだけのソフトでなく、Xactiをはじめデジカメの動画までをも取り込めます。

ということで私のiPhotoには山ほど動画が詰まっていたのです。

ところがiMovie'08では、その操作性のリッチ体験ゆえか、もとの動画ファイル以外にサムネイルの動画も作成しなくてはいけない様子。このビデオサムネールというものを作らない限り、永遠にiPhotoの動画は扱えないという仕様…

ちなみに私がビデオサムネールの作成をしたところ、3756分かかりますといわれ、一日経過した後にディスク容量が足らんと言われて撃沈。

おかげさまでハードディスクの残りが90MBとなってしまったのです。

ということで早急にビデオサムネールを削除しなければ、今後のOSアップデートやメール受信すら危うい状態。ところがどっこい、そのビデオサムネールとやらがどこに生成されたのか皆目わかりませぬ。

色々と探しまわって、

ピクチャ > iPhoto Library > Data

の中にiPhotoのサムネイル画像などと共に、QuickTimeムービーとしてビデオサムネールが収納されているのを発見!これでようやく捨てられます。

# ちなみに今バージョンから「iPhoto Library」はフォルダではなくパッケージなので、右クリックしてパッケージの中身を表示してやって下さい。

恐ろしいことに元の動画(MPEG-4)よりも格段に大きいファイルサイズ。300MB超とかヤメてください(笑)
DATAフォルダ

QuickTimeで開いてみたら、サムネイルというだけあって、こんな小さな120×90ピクセルの動画
ビデオサムネール

ところがしっかり音声が非圧縮、画像もJPEG圧縮で、30fpsフルモーションじゃないですか(笑)
ムービー情報

まあ、ビデオ編集に利用するだけに、これだけのクオリティを必要とするのも分かりますけどね。

おそらくAppleの考え方としては、元のファイルをスクラッチしながら編集して、ドラフト作成でプレビューして、というこれまでのビデオ編集ソフトのあり方に一石を投じたかったのでしょうね。ましてやHDサイズともなれば、あながち有効でないとも言い切れないものです。

が、しかし!!

編集用のサムネイルのために数十ギガバイトも消費する気にはなれませんよ!!!有無を言わせずiPhotoのライブラリすべてのビデオサムネールを作成するなんて仕様には大反対です。

これ初心者だったら確実に泣くよ。ハードディスク容量80GBしかないMacをエントリーモデルに位置付けてるんだからさ、もうちょっと優しくなろうよAppleさん。

せめてイベント単位でビデオサムネール作成を選択式に出来なかったものでしょうかね?だって一昨年に撮った動画を今さら編集する必要性なんて高くはないでしょう?しかも、もとのファイルサイズより大きなサムネイルだなんて!!!

ということで、しばらくはiPhotoビデオサムネールは作成しない方向でいきます。

iMovie'08に必要なものだけ読込めばいいですからね。「iPhoto Library」パッケージの中身をエイリアス化しておくと、読込み時に便利です。

ちなみに、アプリケーションフォルダには「iMovie(以前のバージョン)」というフォルダがあり、そこに旧iMovie HDがちゃんと残されています。微妙な気遣いありがとう。

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投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2007年8月29日 23:19

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