なぜニコンD90の動画なのか
動画を撮るという観点からデジタル一眼をさわってみました(この際静止画については考えない)。
某カメラショップに行って色んなレンズを試しながら、動画デジタル一眼に詳しい店員さんに色々と質問してみました。
で、意見が一致してとても嬉しかったのが、ショートムービーなどの映画を撮るならEOS 5D MarkIIよりもNikon D90なんじゃないかということ。24fpsだし。
解像度こそ720Pと1080Pの差はあれど、D90の圧縮はモーションJPEG。対してEOSのほうはH.264圧縮。理由はそこ。
子供の運動会を撮影してそれでお終いというならH.264でいいけれど、ポスプロであれこれして完パケまでを考えるとモーションJPEGの方でいただきたい。だからD90がいいんだと。
特にCGなどを合成する素材としてH.264で渡されたら、大抵のクリエイターさんは「元ファイルの方をよこせ」と言う気がしなくもない。元ファイルなのに。
(本日時点ではEOS発売前なので)もちろん両者の画質を比較してどみてちらが良いという話ではなくてあくまでヲタの井戸端会議みたいな、一般的に考えてせっかく高級なカメラなのにH.264はないよねという感情論。
#エレクトロニクス談義は感情論でいいんです。そういう会話を楽しんでるだけだから。さすがに最近はAmazonカスタマーレビューでそれを繰り広げる人までいるのが困りものですけどね。って、僕もブログに書いてる時点でアレですけど。
音声がモノラルというのもD90の良いところですよね。映画撮るなら音声は別のマイクで収録しますから、あとでシンクするときの目安としてのモノラル音声記録ですよね。この割り切り方はいいですね。
それはさておきD90、機構上しかたないのかもしれないけど、動画撮影時のフォーカスは手動のみだしファインダーは使えなくなるし、ということはちゃんとした姿勢で構えてリング回せないので動画には三脚必須。
あと急激な絞りには画面がチカチカするので表現手法にも制限がかかりますかね。かねてより話題の、速いパンニングでの被写体の歪み(CMOSセンサーの遅さによる)も、思いのほか目立つものでした。どちらも静止画なら問題ないけどね。
結論:静かな映画は撮れる。ぶん回しはNGかも
やはり動画の撮影機能に限ってはビデオカメラに一日の長はありますね(あたりまえだ)。D90で新規に色々とレンズを買い足すことを考えると、ソニーハンディカムのハイエンド機種にコンバージョンレンズといった組合せでも金額的には変わらなさそうですし、コンバージョンレンズゆえの取り回しの良さもあります。まあでもハンディカムだとHDVやAVCHDのみで、モーションJPEG記録はできませんけどね。
そういえば、静止画の連写をつないで動画をおこすならRAWでもいろいろ遊べるのか。そういうのもアリですね。(じゃあ動画の機能要らないわw)
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投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2008年10月18日 18:34