F-4ファントム最後の展示 2008 FINAL YEAR 特別塗装
航空自衛隊F-4EJ改ファントムです。
僕らの世代が子供のころはエリア88やマクロスそしてトップガンなどなどリアルからSFまで、戦闘機ファンになる数多の起爆剤があちこちに仕掛けられていたものです。航空戦力について知ることは、モビルスーツの型式番号を覚えるのと同じくらいボーイズたちのたしなみでした。
空自に限って言えば、当時はF-4ファントムとF-15イーグルの二機種が少年たちの人気を二分しておりました。
さて、そのファントムがいよいよ本気で引退することになりました。初飛行から実に50年です。三沢基地のF-4EJ改は今年を最後に退役、順次F-2戦闘機に換わっているそうです。
前置きが長くなりましたが、その三沢基地の黒豹ファントムを、入間航空祭でたっぷり撮影してきたのでここに掲載します。
まずは機体の全体像。マットブラックの特別塗装で、いつも見慣れたグレーの機体よりもシャープで精悍な印象になっています。
背中には黄色で「2008 FINAL YEAR」の文字
垂直尾翼に描かれた部隊エンブレムのブラックパンサー
燃料タンクにも丁寧に塗装が施されています。
ランディングギアまわりのピクトグラム的なマーキングがなかなか格好良い。
F-4はずんぐりした印象を持っていたのですが、こうして機種を見ると黒色塗装とあいまって、スラリとのびたいい顔立ちをしています。
ファントムといえばおなじみのシャークティースのノーズアート
インテーク周辺の混みいった注意書きがめちゃくちゃ格好いい、これはガンプラマニアならぜひともマーキングの参考にしたいところ。
こちらはコクピット。
別れを惜しむファントマーたちで黒山の人だかりでした。
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2008年11月 6日 02:57