まず、やらないことを決める働き方とか
余談を先に書いておくと、今年の1月1日からふたたび僕も開業しました。
「僕も」というのは他の人もそうだったりするのですが、森川眞行さんより以下引用
テクテク歩くよ ? シリコンカフェログ
色々な方の近況を改めて拝見したりすると、かなりの人の状況が変わっていることに驚きます。この数年、以前フリーランスだった人が会社勤務になったりする傾向(傾向なのか?)がありましたけど、またそれも変化しているようですね
やっぱり森川さんもそう感じてたというか(まあ周辺人物がかぶってる面もあるので当然ですが)、ほんとこの数年で組織力の必要性を強く感じたりしてたフリーランスの皆さんが会社勤めしてみたりしてたのですが、この半年ほどでばたばたっと辞めてまたフリーに戻るという現象がありまして「え?あんたもかいな」と思うことしばしばです。いや、僕の場合は開業してても会社勤めしてるので違いますけどね。
で、余談も終わったところで弾さん。
404 Blog Not Found:暇を作れぬ奴に金は作れない
金作りに優先して、暇作りをしていることである。
今の日本が、なぜヤバいか。金がないからでは、ない。実際、ある。しかしこの金を投資する対象としての、暇がない。暇は生産に必要なだけではなく、消費にも必要だ
ほんとその通りで、忙殺されていると何も消費することなく終わる。つまんない言い方をすると、お金はもらった時ではなくて使った時に価値が実感できるので(それは人によって違うかもしれないけどさw)、消費する時間すら持てずに過ぎていくなら、わざわざ賃金を得るために働く意味などなくて、いっそ社会主義体制にでもなってしまえばいいのよ。
で、なんだか自分も忙殺スパイラルに陥って来たなと感じていた時期にW辺さん(誰)から「無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法」という流行りの本を薦められました。
一通り読んでみましたが、そういえば完全にフリーランス状態のときってそういう思考回路だよなと改めて思ったりしまして、それは一体なにかというと
やらないことを決める
これに尽きるわけです。ともすれば「やることを」決めてから仕事してるつもりで迷走してみたり、何をやるのかという会議に時間を費やしてみたりしがちですが、本来ならまず「何をしないか」を決めないと始まらないのです。
ということを先日も周囲の人と話してまして、サラリーマンしかやったことのない奴は可哀想だよなあなどと言ってたわけです。正確には、漠然とサラリーマンなどをやってると損だなという意味で。
組織の力が必要なら会社勤めなどもすればいいし、そうでなくとも必要とされるときにアサインしてもらうというワークスタイルは山ほどあるわけで、僕なんかは1ヶ月働いて2ヶ月ブラブラするというキリギリスな時期もありましたし、またあるひとは週に3日だけ3〜4時間ずつ働いてフルタイムの人と変わらず食って行けたという話も出てました。これを早くから知っておくかどうかで働き方に対する見方も差が出るでしょうね。
あと、忙殺されるのと勤勉さを取り違えると痛いかもよ。
弾言する。
暇を作れぬ奴に金は作れない。
お金のことは置いといても、余裕のない人から面白い話が出て来たり良い話が舞い込んでくるなんてことはあまりないんですよね。
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2008年1月28日 01:28