Shadeシリーズのバージョンアップが2世代前までに限定
グラフィック系のソフトウェアでは、旧マクロメディアがこういう方針を真っ先に取り入れたんじゃなかったかな。現在はアドビ製品もそう。
国産3Dソフトの雄「Shade」シリーズにおいては、これまでは過去のどのバージョンからでも最新バージョンへのアップグレードが可能でした。しかし、次期バージョン「Shade 11(仮称)」からは2世代前までの過去バージョンからしか受け付けないとの方針に変わるそうです。
3DCG : Shade online :有償バージョンアップサービスの内容改定のお知らせ
どんなソフトでもバージョンアップのたびに完成度が高く多機能になって、毎年繰り出される最新版への期待や必要性は薄まるばかり。それでもなんとか収益を確保したいというところなのでしょう。でも一方ではオープンソースソフトウェアという津波もズンズンと押し寄せて来ているわけで、業務用ならまだしも趣味利用のソフトにお金を払うという感覚自体が薄くなっているかもしれません。
例えばGIMPベースのSeashoreがあれば、ブログ用のフォトレタッチ程度なら大多数の人はPhotoshop不要だと思います。しかしそれでもPhotoshop優勢なのは、ファイル形式も含めてデファクトスタンダードとして業務フローにがっつり食い込んでしまってるのが要因かと。
Adobeと違ってAppleのソフトウェアが面白いのは、高価なソフトとフリーウェアの中間に位置するものを提供しているあたり。
iLifeやiWorkなどがそれ。特にiWorkなどは充分に業務利用にも耐え得るものでありながら、一般的なシェアウェア並みの低価格。ただし安価なバージョンアップ価格などは設定されておらず、新バージョンを使いたいなら買い替えの必要があるというもの。それでも充分に安い。この価格設定はMacというプラットフォームを広める目的と、プロアプリケーションへアップグレードさせる周到なシナリオがあってこそですけどね。
そういえばAppleってOSも安いですよね。Windowsからスイッチした人の驚く声をよく聞きます。
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2008年2月16日 13:05