初音ミクで促音(小さい「っ」)を歌わせる方法
結論から言うと、以下の動画を見れば解決します。
初音ミクで小さい「っ」は普通に「tsu」と発音してしまい、まったく促音になりません。「ああ腹が減つたよ」になります。「へった」じゃなくて「へつた」ね。そこで、「っ」を取ってみるとやはり「へた」になってしまいます。
じゃあ促音はどうすんのよ?と尋ねたところ、VOC@LOID NIGHTなどのイベントもやっているアサカワズ君から、ヒントとなるURLをもらいました。
「っ」(「促音」「つまる音」)は直前の音の母音もしくは無音、もしくはその両方になります。 例えば「きっと?」は「きいと?」か「き_と?」か「きい_と?」(_は無音)になります。 普通に「っ」を入力すると思い切り「つ(TSU)」と発音しますので気をつけましょうw 2番目のパターンだと、促音箇所を虫食い状態にしたままだとそこから歌詞がずれていくことになります。 特に歌詞の1番と2番で同じ楽譜データを使い回したいときはこれでは困るので、 ミクが発音出来ない発音記号をわざと入れておくという 裏技的方法もあります(歌詞入力途中にALT+↓で発音記号の入力に入ります)。 3番目のパターンでは、間の音符(この場合は「い」)を意図的に短く設定するという意味です。 どれを選ぶかは曲調によります。試してみて自然なほうを選びましょう。
喋るのと違って歌わせるものなので、メロディによっては単純な促音ではなく、母音の長音「ー」とスタッカートの組み合わせでなんとかなるということですよね。
促音を使って、初音ミクに「当たった」と歌わせるなら以下のようになります。
分かりやすく「t」を入れてますけども、発音できない発音記号なら何でも良いと思います。「altキー」+「↓キー」で発音記号を入力できます。これ覚えておかなきゃ。
また、促音ではないですけども、例えば君が代を歌わせるなら単に「きみがよはちよにやちよに」ではなくて、
「きーみーがーあーよーおーわー ちーよーにーいーい やーちーよーに」
となるわけですね。長音記号「ー」もちゃんと使えるのが便利です。
そして、冒頭の動画でもやっていますが「しょ」や「ふぇ」などの小さい「ょ」「ぇ」に関しては普通に発音できました。
それにしてもこれって、昔「Text to Speech」で遊んでた頃を思い出しますね。MacだとSimple Textというテキストエディタで文字を打って、独自の記法でコマンドを入れていくと音程や速度なんかが制御できて、歌わせることのできるツールというのもありました。懐かしいなあ。で、基本が英語だから、日本語を喋らせるために英単語を組み合わせてそれらしく聴こえさせるとか、そりゃもう色んな工夫が多々。
つか、21世紀になっても同じような苦労をするとは思わなかった(笑)案外、技術って進歩しないんだなあ。
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2008年3月16日 16:15