初音ミクでヴォコーダー
先日VOCALOID導入のメリットとしていくつか挙げてますが、そのときに書いてないのがこれ。ヴォコーダーです。
いないとは思いますがヴォコーダー知らない人のためにリンクしておくと、こういうロボットボイスみたいな音が出せるものです。
仕組みとしては、人が歌う歌詞の言葉を、楽器の音色と音階に合成する感じ。
ということは、歌と楽器がなるべく同期していないといけません。シンセなどを弾きながらマイクで声を入力する場合は、微妙なズレが予想外のいい味になったりしますが、著しくズレた場合は目もあてられない印象になります。
そこで注目したのが初音ミク。音符を打ったところでしか歌いませんから、ヴォコーダー演奏用と同じMIDIデータを利用すれば基本的にズレない。もしくは意図的にズレを演出可能。
例えばこれが初音ミクの元歌
そしてLogic Proにてヴォコーダー処理したもの。
初音ミクで設定したブレスなどの表情までもしっかりと受け継いでいます。十分に使い物になりますね。歌い直すのもソフトだけで簡潔に完結するから気軽で手軽、ミキサーやマイクなどわずらわしい物を準備する必要もなく、納得いくまで突き詰めることもできます。
(ただ、最後の「よー」が「らー」に聴こえてしまうので、そのへんは調整も必要です。たぶんベロシティ強すぎたんだと思う。)
と、こうして私は1クロックたりともズレることのない、ヴォコーダー演奏のための完璧な歌唱を手に入れたわけです。
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2008年3月17日 11:27