日本初 KORG DS-10 セミナーの動画
ゴールデンウィーク間近の4月26日と27日、ついに日本でのお披露目となった「KORG DS-10」
開発元の株式会社キャビア佐野電磁氏、そして株式会社AQインタラクティブ岡宮氏によるデモの模様を動画でお伝えします。
この「KORG DS-10」のデモは初台のアップル セミナールームにて「IMSTA FESTA “最新ミュージック・ツールを五感で体験”」というイベントの一環で2日間 計4回に渡り行われました。私が参加したのは初日2回目のセッションと二日目最後の二回。初日のセミナー終了後の模様は当日中にも軽くお伝えした通り。
▼参照:コルグ DS-10 に触れてみた動画
今回は開催期間も終了したということで、二日目のセミナー本編の内容を動画にてお届けします。
まずは軽くジャブから。フィルターの操作などの説明にて、Perfumeベースという名の付いた音色。
▼KORG DS-10 パフューム風のベース
佐野氏曰く「おやじ殺し」という、確かにアナログシンセ世代には強く訴求するパッチング画面。機能としては単なるスイッチでも良かったのだが、そこはこだわりの成せる業。あえてプログラマに無理を言ってみたのだとか。
▼KORG DS-10 オヤジ殺しのパッチング
確かにこれの有無では評価が大きく分かれるところでしょうね。
さて、話題はメインのシンセとはまた別物のドラム部分に移ります。まずはドラムの打ち込みから。
▼KORG DS-10 ドラムシーケンサー
そして、ドラム音色の作成・エディット。これはDS-10というシンセの構造の説明としてもなかなか興味深い話。
▼KORG DS-10 ドラム音色作成
ドラム音色にエフェクトをかけますが… あまりにアレで「次世代音頭」と命名されてしまいます。
▼KORG DS-10 次世代音頭
パターンを作成する作業のデモ
▼KORG DS-10 パターン作成
パターン作成の話から波及してエフェクターのアサインの仕方を説明。コーラス、フランジャー、ディレイなどがかけられます。
▼KORG DS-10 エフェクター
ということで、作ったパターンをつなげていきます。スィングなどクォンタイズ再生のデモも有。
▼KORG DS-10 パターンのチェーン
これこそが単に「MS-10」のエミュレーターでないことの証し。KAOSSILATORをニンテンドーDSに移植したかのようなカオスモード。
▼KORG DS-10 カオスモード
現在デバッグ中につきデモンストレーションは無かったものの、最大8台のニンテンドーDSをシンクさせて演奏できる機能について言及されてます。
▼KORG DS-10 複数台のDSでのシンク
ということで、以上が「IMSTA FESTA “最新ミュージック・ツールを五感で体験”」イベントにおける、佐野電磁氏のデモンストレーションの内容です。個人的には初日のほうがもっと音のまとまりが良くて解説も分かりやすかったと思いますが、やってる内容的には大差なかったです。
一通り終了したあとで、参加者もちょっとだけKORG DS-10に触れることが出来ました。色々と質問にも答えていただいて非常に濃い時間を過ごせました。今から発売が待ち遠しいです。
シーケンスのエンドポイントでループするという話が出て来ますが、これが開発のタスクリストに新しい項目を増やすことに。詳細は次回「KORG DS-10について佐野電磁氏に質問」にて。
081011追記:DS-10のソングを自動的にストップする裏技
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●コルグ DS-10 に触れてみた動画
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2008年4月30日 08:16