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iPhoneのホーム画面はアイコン復興だった

進化でも革命でもなくルネッサンスと呼びたい



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購入からわずか10日で、iPhoneのホーム画面がすっかりカオスになってしまった。

システムの設定や基本機能のアイコンボタンが、勝手アプリやWebサイトのブックマークのそれらと同列に扱われ、レイアウト(つまり序列)を好き勝手に変更できるのだから、カオスにならないはずがない。

# 見た目上は、理路整然とグリッドに沿って並んでいるけど。

かれこれ十数年に渡って、Macintosh古参兵がエヴァンジェるときの「アイコンのデザインが云々」という台詞を耳に目にしているけども、あれはとても嘘だと思う。

ヘビーユーザーは十中八九、アイコン表示じゃなくてリスト表示かカラム表示にしてるもの。

実際アイコンてどうなのよ?

今ではデスクトップもフルカラー表示できるから、まるで写真を切り貼りしたみたいなアイコンも多々。昔みたいにごく限られた色とドット数でも、可能なかぎり多くのユーザーに理解してもらおうという真剣さが減ったと思わないか?「伝えよう」という覇気が足りないように見える。

「表示」環境の良さが「表現」する力を奪ってるかもしれない。まったく制約がない状況では、工夫してさらなる高みを目指そうという発想自体が生まれないかも。

僕のMacにも、WとかXとかPとか一文字だけのアプリのアイコンとか、PsとかAiとかFlとかDwとか二文字だけのアプリのアイコンなんてのが並んでる。いずれも特定分野でデファクトスタンダード的な製品群。しかも後者二文字のほうはグラフィックソフトなんだから、絵画としてのアイコンも舐められたものである。

さて、iPhoneに話は戻るが、ホーム画面がすっかりカオスになった理由は一体なんなのだろう?

アイコンの形状が同じだからというのはある。フォルダ分けもできない。リスト表示でソートもできない。

強いて言えばホーム画面自体は横にスライドするかたちで複数もてるから、これをフォルダのように使うこともできる。けど、そんな整理なんてなんの意味がある?

WebサービスやWebアプリと呼ばれるものの高機能化とそれらのWeb APIによって、いつのまにかデスクトップアプリとの垣根が低くなった。パソコンよりも機能の制約が多いiPhoneではさらに拍車がかかり、もはや両者を区別する必要すらなくなった。iPhoneのホーム画面で今まさに視覚化されているのがそれ。

そしてまだまだ発展途上のiPhone OSは、有志たちが配布するユーティリティーによって補完される。そこにApple謹製か否かは関係なく、どれもが同じように「無ければ困る」「あると便利な」もの。かつてのシンプルだった頃のMac OSと、それを取り巻く状況に似ている。まだアイコンに力があった時代ともオーバーラップする。

そういえばiPhoneでは「アプリ」というよりは「デスクアクセサリ」の感覚で使っているかもしれない。「どれ」が「なに」かなんて実はどうでも良いのだ。あれもこれも並列にぶちまけてある中で、どれをとっても全て"楽しい"。今はそういう段階なのだ。

そんな風に考えると、iPhoneのアイコンは今のMac OS Xのアイコンに比べて、どれも個性的で表現力豊かに見えて来る。いや、実際そういうものが多い。ちゃんと「伝わる」アイコンばかりだ。絵的にそうでないとしても、アイコン自体に「触れる」という操作がもたらすものは大きい。触れていれば何故だか伝わってしまうものだ。

スティーブ・ジョブズの「電話を再発明」という言葉はまったく響かなかったが、今こうしてタッチスクリーンを撫でながら「アイコンの復興」に立ち会っているのだと思うと、とてもワクワクしてくるではないか。



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投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2008年7月23日 02:12

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