タカトク版バルキリー玩具が復刻されていた
6月頃に発売されていたようですが、我々リアルタイムのマクロス世代には懐かしいあの1/55 完全変形バルキリーが「オリジン・オブ・バルキリー」の名で還ってきました。
超時空要塞マクロス オリジン・オブ・バルキリー
発売はタカトクトイスではなくもちろんバンダイから。
今となっては超絶プロポーションのやまと版バルキリーがありますけどもそれはそれ。玩具として、アイテムとして、タカトク版に特別の思い入れがある方は少なくないはず。
で、そういう方にはパッケージ裏面に書かれた文章がとても泣けますので、以下に全文を書き起こしてみました。
「超時空要塞マクロス」TVシリーズ放送中の1982年12月、「1/55スケール バトロイドバルキリー」は産声を上げました(発売元はタカトクトイス社)。ファイター、ガウォーク、バトロイドの3タイプに完全変形し、かつ精密さと可動を兼ね備えたメカニズムは、当時のロボットトイにおける最高傑作と言っても過言ではありません。
当時、ロボットトイは児童向けとされていましたが、バルキリーの登場をきっかけにして、ホビーグッズとして大きく注目されることとなります。特に実機さながらのスタイルを持った戦闘機がロボットに変形するという河森正治氏のデザインを具現化したトイギミックは、発売当時より驚きをもって迎えられました。
1984年、劇場版「超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか」の公開後に「1/55バルキリー」の発売元はバンダイに受け継がれます。以降バンダイは「ハイメタル」シリーズとして、主に劇場版に登場したバルキリーを商品化しました。その後、2001年にマクロス20周年を記念してバルキリー復活プロジェクトが始動。当時の金型は既に失われていましたが、全パーツを新たに造形することで「1/55 バルキリー」は奇跡の復活を遂げたのです。
そして2008年、マクロス25周年を記念して、再び伝説のバルキリーが飛翔します。25年前に伝説のプロダクトを生んだスタッフの方々への敬意と、「1/55 バルキリー」を永年に渡って愛し続けるファンの皆様への感謝を込めて、この復刻シリーズを「オリジン・オブ・バルキリー」と名付けました。
今も決して色褪せることのない重量感、質感、充実感を味わってください。
以上
どうですか。重量感、質感、充実感。これが昨今の「玩具」には足りない。特にロボットトイに足りない。思うにちょっと不細工なほうが金属的な重量感を醸し出せるんでしょうね。もちろん素材に由来する面もありますが。
それからちょっとした豆情報ですが、80年代から今までを通して初めて「ロイ・フォッカー搭乗機」と明記してVF-1Sが発売されたとのこと。これまでは一条輝の乗機として発売されてたようです。確かにそれも間違いではないですからね。
そして今月末には映画版のスーパーバルキリー(一条輝/マックス)も発売されるようです。
ということは、愛おぼストライクバルキリーの発売も期待してしまいますね。
ちなみに僕が持っていたロイ・フォッカー色のストライクバルキリーは、大学時代に趣味の特撮映画製作で墜落炎上しました。しましたというか、させたというか。小学生時代の玩具が大学までまったく壊れてなかったうえに、力づくでぶっ壊さない限りは壊れなかったというタフさ。なのに精密な完全変形。まさに25年前のオーバーテクノロジーだと思います。
▼超時空要塞マクロス オリジン・オブ・バルキリー
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2008年8月17日 19:25