薄すぎるポスタースピーカー しかも指向性かつ80m届く
まったく話題になっておりませんが、CEATEC会場で最も驚きを与えてくれたのはこの紙のように薄いスピーカーでした。
CEATECの二日目、ボーカロイドのデモが終了したあとで、久々にヤマハの杉井さんと話し込んでたんです。そんで会場も閉まって、蛍の光が流れ始めたころに「こういうのがあるんです!」と杉井さんが熱心に解説しはじめたのがこのスピーカー「薄型軽量フレキシブルスピーカー (TLF-SP)」。
▼薄すぎるポスター型スピーカー CEATEC Japan
薄さわずか1ミリとちょっと(らしい)。しかし電子立国民のわれわれが驚くポイントはそこではないですよね。
まっ正面に立たないとまったく聴こえないほど強い指向性。平面波がなせるわざだそうです。ななめに立つともう何も聴こえない。騒音を最小限に、前にいる人にだけ訴えかけることができる。けど、正面にさえいれば80メートル先でも聴こえるという押しの強さ(笑)
商業施設などで威力を発揮しそうですし、動く歩道などでの警告音声にも良さそうですね。
いまのところはまだ開発中の技術だそうで、人の声などを流すぶんには良いらしいですが、楽器などの周波数までは対応できてないそう。ちょっとBGMの音が割れ気味に聴こえるのはそういう理由かな?はやく商品化されないかな。いろいろ楽しくなりそう。
ちなみに杉井さんはすっかりテノリオン(TENORI-ON)デモ演奏のイメージが定着しておりましたが、あくまでも肩書きは「技師」だそうです。でも上のスピーカーの動画でも分かるようにプレゼン力めちゃくちゃ高いです。僕のなかでは技師というか営業のひとです。
こちらはCEATECでの杉井さんの演奏。
▼YAMAHA TENORI-ON (テノリオン)TNR-W
▼YAMAHA TENORI-ON (テノリオン)TNR-O
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2009年10月11日 01:04