地デジ化が完了したらバラエティ番組の字幕は消すべき
ついにうちのボロマンションにも地デジ工事がやってくる。
しかし、うちにテレビはないので、工事されても動作確認のしようがないのだがなぁ…
つくづく思うんだけど、にっぽんの地デジ化にいちばん貢献してるのは、放送局でも家電メーカーでも行政でも鹿キャラでももちろん草なぎクンでもなくて、J:COM (ジェイコム)なんじゃないかな。
CATVなんで厳密には地上波デジタル放送とは言わないのだろうけど、いわゆる地デジの受信可能世帯を増やすという点では、とても大きな成果をあげてると思う。
さて、地デジ対応テレビではアナログと違い、すべての受信機が字幕放送に対応しているらしい。
というわけで、バラエティ番組やお笑い番組などの、なぞりテロップを入れて無理やりウケを良くするような方向に持っていくのは今後やめたらどうだろう?アナログ地上波終了のタイミングでそうすれば、聴覚障害をもつ視聴者にも影響は少ないはず。
なぞりテロップは芸人やタレントたちのスキルをかなり低下させたように思う。
望遠ズームレンズの登場が映画のカメラワークの質を落としたとか、空対空ミサイルの登場がドッグファイトの技術を失わせたとか、新しい手法やテクノロジーが「基本」を忘れさせることは多々ある。いまは「編集でなんとかする」という舞台芸人だったらあり得ないようなテレビという仕組みが作り出す笑いになってしまっている。
テレビがつまらなくなったと言われる一因には、面白くないものを無理に面白く見せようとして、やっぱり面白くなかったというのがあるんじゃないだろうか。
もういちどスキルアップのためにあのテロップをやめてみるといい。出演者だけでなく作り手のスキルアップの意味も含め。
そもそもフリートーク主体のダラ録りもどうかというのはあるし、そこに滑舌の悪いろくに喋りも練習してないタレントを投下するのもどうかしてる。
そういう程度の低いのはインターネットでやっとけよ!マジで。
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2009年5月10日 23:37