iKaossilator(iPhone版のカオシレーター)がヤバすぎる出来でした
ガジェット楽器ブームに火をつけたのはまぎれもなくKORG Kaossilator(コルグ・カオシレーター)でしょう。
鍵盤いらず!
だれでもタッチパッドをなぞるだけで、なんとなくカッコイイ音楽を奏でてしまうという魔法のシンセサイザー。以前からiPhoneへの移植が切望されておりましたが、ついにそれが現実のものとなりました。それがKORG iKaossilator for iPhoneです。
KORG INC.
しかも、ただの移植ではない、今だからこそのアップデートも加えつつの素晴らしい製品に仕上がっています。起動画面を見ればそれは一目瞭然
製品名のフォントも新調されてますし、なんといっても最新製品KAOSS PAD QUADを彷彿とさせるデザインで、これが2007年当時の焼き直しでないことを強く感じます。
こちらは公式動画。
音色のひとつひとつがヤバい!これまでのどの楽器系アプリのなかでも群を抜いてヤバい音色ばかりです。グッジョブです。泣けます。大泣きです。泣きながらメシ三杯は食える良さです。
少し使ってみてビックリ。レコーディング後にもキーやスケール、テンポ、音色の変更可能ということで、実機をはるかに凌駕しています。
さらにミュート/ソロ可能な5トラック仕様、各々に別々のLengthを設定可能、これって上位製品のKAOSSILATOR PROすらも超えてるじゃないですか!
惜しむらくは「Gate Arp」を失ったことですが、主にそれが必要になりそうなベースやコードなど一部の音色では短いゲートで連打してくれたり、ちゃんとクオンタイズ(!)まで搭載されてたりで、どうにかなります。おい、クオンタイズだぜ?みんな熱望してただろ!?
なんとワイヤレスシンク機能も搭載してるので、KORGの他のAppとも同期して演奏できます。プリセットパターンも充実、ジャンルから選ぶだけでなく各パートごとバラバラに選ぶこともできます。
とにかく触ってるだけで楽しいし、素人がどういじってもカッコ良くしか聴こえないスゴさ。ここ数日はApple製品のOSアップデートや新型iPhoneの発売などが大きな話題となりましたが、僕のなかではこのiKaossilatorがいちばんのニュースでした。みんなもっと盛り上がるべき!
そしてこれ、実機以上のもりだくさん高機能なのに11月30日までは半額の850円で買えてしまいます。急げ!
KORG INC.
あとがき:
わたくしごとではありますが、この夏なぜか断捨離が私の胸に訪れまして、半年以上ほとんど使わなかった機材については売却してしまうことにしました。で、初代KAOSSILATORも、そしてKAOSSILATOR Proも売り払ってしまったのです。
スピーカー内蔵じゃないし、Proについては電池駆動じゃないし、そのうえKORG nanoPAD2(コルグ ナノパッド2)があればパソコンがカオシレーターになるという事態になりまして、なんとなく遠ざかってしまっていたのですよ。
ところがあんた、手もとになくなってしまうと、なぜかこれが必要になってくるんですね。嗚呼こんなときカオシ君がいてくれたらと思うことが多々ありました。私ビデオブログをやってるので、BGMをつくるときに手頃でよろしいんですよね。
そんなわけで売ってしまったことを悔やんでいるところに現れた、まるでグレートマジンガーのような救世主的存在。それがこの「KORG iKaossilator for iPhone」だったのです!長いあとがきでスミマセン。
あ、そういえばiPad版なども計画されていないのでしょうかね?されているのでしょうね。iPadならパッドふたつ並びますよね。右がシンセで左がエフェクタとかね。ですよね?ミキサーとかもあるといいなあ。KAOSSだけで完結するミュージックワークステーションなんてのがあると裾野が広がりそう。Garage Bandすらむずかしいという人は多いですからね。
KORG INC.
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2011年10月16日 03:26