【PR】Fan+(ファンプラス)セミナーで聞けた深堀イイ話
「Fan+(ファンプラス)http://fanplus.jp/」というのをご存知でしょうか? 文字通りなにかの「ファン」をターゲットとしたサービスです。
▼「大好き」が、ここにある。Fan+(ファンプラス)
以下はFan+セミナーでの、NTTプライム・スクウェア株式会社 井上淳也さんの概要説明になります。
■第1部 『Fan+(ファンプラス)』の挑戦と今後の展望
講師:井上 淳也(NTTプライム・スクウェア株式会社)
URL: https://www.youtube.com/watch?v=LBXeWDEquc4
コンテンツを提供するだけでなく、ファンのための場として、イベントやコミュニティも提供している・・・まさにファンにプラス要素を加えるFan+ ということですね。
ところでファンって?
漠然とファンと申しましても色々な分野がありますけども、まさに多岐にわたる内容でして、たとえば鉄っちゃんとかね。それは一度サイトのほうをご覧ください。琴線に触れる分野がいくつかあるかと思います。
さて、以下の写真はその Fan+ の iPhoneアプリです。「電子書籍+動画」型のコンテンツが多数提供されています。下の写真は、購入したコンテンツを選択する画面です。
※ コンテンツ視聴可能な端末は iPhone だけでなく パソコン、タブレット、ケータイ等、マルチデバイス対応していますのでご安心を。
こちらコンテンツです。電子書籍のなかに動画のサムネイル画像が含まれている形となっています。これをクリックすると…
たとえば先日亡くなった立川談志の "貴重な" 落語動画などもありますね。やっぱり談志のギリギリのジョークは抜群に面白いです。これ、テレビじゃ絶対に放送しない(できない)だろうなというコンテンツをやってますね。
で、なんでそれが出来てしまうのかというのも含めて、このFan+のセミナーにてお話を聞いております。まずはセミナー第二部から、サッカーのコンテンツを提供されている中岡さんのお話。
■第2部 ブロードアースのコンテンツ戦略と『Fan+(ファンプラス)』の可能性
講師:中岡 聡(ブロードアース株式会社)
URL: https://www.youtube.com/watch?v=J8JKH9H-I_I
私も前職ですこしだけ電子書籍やスポーツの配信に関わったことがありました。基本的に私は動画が専門分野なので、その観点から企画を練ったりしておりましたが、中岡さんのお話を聞いて胸が熱くなりました。
この人わかってる!(失礼…)
たとえばテレビに流れないようなレベルでの試合直後のインタビュー動画。これは深堀りであり、なおかつそれは速報性が伴わなければいけない。
動画は作り込まない、ファンとの距離感が生まれてしまうのを避けるため。
今までと同じ作り方をやってたらペイしない。タレントなどの外野に出演料を払うくらいなら、もっと他に適任者はいる。
コンテンツの総量を増やす。
などなど、私ずっとライフワークとしてインターネットにおける動画のあり方について考えてきましたけども、他者からここまで的確な話を聞けたのは初めてでした。ただひとこと感動!
上に挙げた手法、どれも結果的にコンテンツの総量を増やすことや速報性につながっていきますし、コンテンツの総量が増えることでさらに拍車がかかって深堀りもできるし、ペイできるラインが高まっていくんですよね。で、さらに次の亜紀書房、松戸さんのお話がそれを補完します。
■第3部 亜紀書房ZERO事業部のコンテンツ戦略と『Fan+(ファンプラス)』の可能性
講師:松戸 さち子(株式会社亜紀書房)
URL: https://www.youtube.com/watch?v=02ItowHKPeE
亜紀書房では、先述の談志コンテンツであるとか、日常を科学の視点から切りとった「サイエンスエレメンツ」というコンテンツを提供しています。
さて、談志の高座やインタビューなど貴重な未公開映像を何故、Fan+のような新機軸の場でやれるのか?これ皆さんとても気になるんではないかと思います。
松戸さん仰るに
著者は出版社ではなく編集者につく
ということです。
前はこの出版社から出してたのに、続編みたいな内容の本が別の出版社から出たりすることってあると思います。要は編集者の移籍が絡んでる場合が多々あるそうなんですね。それだけ編集者と著者との信頼関係は厚いわけです。
だから談志もこういう試みに乗ってくれたと。
良い話だなあ。
私もいろいろとコラボやらタイアップやらやることはありますけども、初めましての関係でこれこれこういう事をやりたいですなんてやってたら進まないですもんね。信頼関係がすでに築かれてるところで、やっちゃおうか?という部分はとても大切。その辺が、前出の中岡さんによる深堀りや速報性、そしてコンテンツの厚みにも確実につながっていくわけですね。
松戸さんによれば本来書籍というのは、現在進行形の流行物は扱わないそうです。むかし私はWebサイトの紹介本などを書いてたことがありますけども、脱稿して印刷されたころには内容がすでに古いとか違ってるなんて事はざらにあり得ますからね。
が、このFan+のコンテンツについてはそれをできると。いままさに進行していること、例えばサイエンスエレメンツでは原発事故に関するものも扱っています。この事故は人それぞれの視点によって「事実」自体が刻一刻と変わっている珍しいケースですよね。ということで次のダイジェスト動画に移ります。
■第4部 講師によるフリートークセッション
モデレータ: 徳力 基彦(アジャイルメディア・ネットワーク株式会社)
講師:井上 淳也(NTTプライム・スクウェア株式会社)
中岡 聡(ブロードアース株式会社)
松戸 さち子(株式会社亜紀書房)
URL: https://www.youtube.com/watch?v=19EjwUt7z1I
刻一刻と変わる事象を今扱うことについて:
松戸さんの考えではこれはアーカイブなのだと、たとえば10年後などに振り返って見えてくるものがあるのだと、そういう意気でやっているのだそう。これはもうブロガーの私なんかにしてみれば至極納得でありました。ブログもまさにアーカイブがものを言いますからね。
ただまあ、そうは言っても松戸さんは出版の人間なので、紙の品位より落ちるテキストは違和感あるとも。だから、そういったものは極力少なくして、外部にリンクを飛ばす形にしているのだそう。うむ、これはまた良い話が聞けました。
そして動画の最後で中岡さんが語ってらっしゃいますが、コアなファン層、狭いけど深いユーザー層、そういったものは今どきのどんな文化にも感じます。私事になりますが、私もガジェット楽器の分野で、動画コンテンツがネットのコミュニティで盛り上がってイベントまで開催したりと、そんな「狭いけど熱い」という動きがあちこちで発生してるのを目の当たりにしてきました。
まさにそういったコンテンツ、イベント、コミュニティの三種の神器を包括したこの Fan+ で、皆さんの求めているものが見つかるかもしれませんし、新しい文化の開花を見ることになるかもしれませんね。
それにしても談志やっぱり最高!
▼「大好き」が、ここにある。Fan+(ファンプラス)
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2011年12月16日 19:03