雪降る石神井公園の光景をEOSムービーで撮ってきた
先週の祝日とても雪が降っていたので、タムロンのB008レンズを着けて撮影がてら石神井公園へ散歩に行ってきました。
タオルで覆っていたものの、ほんの短時間でもこんなに濡れてしまいました。防滴構造ではないレンズですから悪影響のないことを祈ります(笑)
では早速、キヤノンEOS 60Dによる動画をご覧ください。
さすが高画質で定評あるEOSムービーです。被写体が降雪と水面と枝葉、そして手持ち撮影、というデジタル動画圧縮に不向きな悪条件揃いでしたが、他社のビデオカメラのような目立つ破綻もほとんどなく綺麗に撮影できてます。(そこからビットレート半分で圧縮してYouTubeにアップロード、さらに圧縮されてるんだから、この画質はたいしたものです)
手持ち撮影なんで多少の手ブレはありますが、一眼にガングリップを付けるユーエヌ STグリップという製品を利用することで、悪条件下でもブレを軽減しつつフォーカスやズームのレンズ操作などもしやすくなります。
参考:一眼をガングリップで構える UN/ユーエヌ STグリップ
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これ、お気に入りの一枚です。水面との境界がレンズのボケと雪の降る視界でぼやけていて、ちょっとだけ幻想的なものに見えます。
しかし雪が降るといろいろ変わりますね。普段は暗くて目立たない石段も、雪化粧でいい被写体になりました。
木道とその手すりも、白くなってラインが浮かび上がってきます。
こちらは去年からずっと見守ってきている蝉の抜殻です。
ただの抜殻がぶら下がってるだけなのですが、とても心打たれるものがあります。
この風雪も耐え抜きました。次の蝉たちが羽化しはじめるまで、一年ずっとぶら下がっていて欲しいですね(笑)
石神井公園の主役といってもいいカモたちですが、この日は寒すぎたのか、降りつづける雪のなかでおとなしくなっていました。
日が落ちても白銀の世界では光がまわってるので、いつもの公園とて違う味わいのものが撮れるのです。とても楽しめました。
それにしても雪を撮影するのは難しいものですね。ともすれば雨とおなじになってしまいます。
案外、雪の落ちて来る速度が速くて困りました。上の動画でもお分かりいただけるかと思いますが、この日の雪はみぞれまじりのべた雪だったので、いかにも雪らしいフワフワとした感じではなかったのです。
動画とおなじく1/30のシャッター速度だとこんな感じで撮れます。枝に積もった雪や氷のおかげでかろうじて降雪を感じますが、雨といわれても仕方ないレベル....
1/200でシャッター切ると雪粒が流れずに、綿雪のようにフワっと宙にとどまってくれました。
しかしこれとてベストの解とは言い難いですわな。動画のとおり水分多めの重たい雪が速く落ちてくるんですから、フワっと撮れるのは現実に即してないと言えます。
やはり上に挙げたような、すでにある積雪を含みつつ、降り落ちる雪を撮ってやるというのがここでの正解かな。。
つうことで、今回のレンズとカメラはこちらになります。
初雪のときの動画はこちら。上のものとはまたひと味ちがった撮り方をしております。
深夜の初雪を撮影してみた
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2011年2月16日 00:37