「想定外」を分かるように言うなら
さきほど「想定外」を「実感する」ことを実感できました。
つまり東電の方々が「想定外」だったと言うときの本当の「想定外」のこと。
そんなにでっかい津波に備えるのは現実的ではないという「仕様」にしちゃったらば、そういう範囲内でしか動かないわけですからそりゃあ「想定外」になりますよね。
で、どういうことかといえば、
Yahoo!砲
と俗にいわれるアレです。ある日とつぜんヤフトピからリンクされてしまう恐怖の事象です。ヤフートピックスに拾われてリンク貼られることで、サイトまるごと落とされ続けるという、そして運が悪ければ何らかの致命傷にもなりかねないという、あのYahoo!砲です。
もしウェブサービスをこじんまりと始めたり、われら一般人が個人サイトを立ち上げたり、そんなときはまさか一夜にして大人気になるとか思わないものです。
いや普通ありえないっしょ。ならないですよ。だから備えるハズないですもん。
たぶん誰でも最安プランの回線とサーバから始めるでしょ。で、徐々に増えてくるアクセス数を眺めながら、観葉植物の成長をゆっくり見守るような気分になるものです。
これがあんた、もしジャックと豆の木が実話だと信じてる人ならゆっくり見守るなんてしないですよ。一晩明けたら観葉植物が天まで届く巨木になってしまうんですから。
だから「現実」というものの範囲がどこまでなのかを再チェックしておく良い機会かもしれませんね。
ましてやYahoo!砲などは行い次第で来るか来ないかが変わりますが、大地震と津波については過去のデータなどもあり、周期的に発生するものもあるのではないかと予想されているわけです。それがたとえ1000年周期でもね。
じゃあ「想定外」って何のことだ?
どういうことを想定外と呼ぶんだ?
っていうのはやっぱり想像したひとの想像力に依るところなのでしょうね。福島の原発についてはどうだったんだろうかと。
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2011年4月14日 02:41