PENTAX Q 動画モードについての感想
写真のクオリティにはそれなりに満足したナノ一眼「PENTAX Q」でありますが、ビデオ撮影についてはどうなのでしょうか?
こちらは付属のスタンダードプライムレンズにて撮影した動画です。
ほとんどが手持ちフィックスでの撮影ですけども、思ったより手ブレ補正が効いてくれますね。
この作例ではほぼ蝉しぐれしか聞こえませんが、割とちゃんと音を拾っているように思います。この点も意外でした。外部マイクを挿すことはできませんが、内蔵マイクだけでもインタビューに使えそう。
けど、録画し始めてからの冒頭1秒くらいは音声が記録されませんね。そういう仕様のようです。
ひとしきりの感想を語ってみました。
フルHD記録時でのビットレートが14Mbps程度しかないというのはちょっと残念ですね。AVCHDのおよそ半分、コンデジなどと同程度になっています。いろいろと都合があるのは分かりますけども、もうちょっと頑張ってほしかった。動きの要素が大きいとブロックノイズが目立ちます。
あと、振動が大きいときなどに、CMOS特有の歪みも目につきますね。基本的にはフィックスで撮影したほうが良さそうです。あまりフリーダムにカメラをぶん回してると、あとで見て落ち込むかも。
インターバル動画はとても便利な機能だと思います。スチルの方でもインターバル撮影ができますが、インターバル動画のほうでは同様にインターバル撮影をしつつも、それらを一本の動画ファイルとして自動的につなげてくれます(最大999枚撮影)。僕は動画の機能よりも、むしろこのインターバルに期待して購入しました。
これまでもiPhoneを利用してインターバル撮影を楽しんでましたが、iPhoneをそのために専有されてしまうと、ほかに暇つぶしするための何かが必要になりますし(なにしろ数十分にわたり撮影し続けることも普通にある)、バッテリーも激しく消耗してしまいます。だから出来るだけ小型で良いカメラを使ってインターバル撮影したかったんですよ!!
以下の作例は、インターバル撮影の機能で撮った写真を、Macで動画としてつないだものです(インターバル動画ではない)。もとが写真なので4K2Kの動画として作成することができました。
ということで、この件についてはまたの機会へつづく。
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2011年9月17日 08:23