シャッター切るたび画調が変わる PENTAX Q のランダムなクロスプロセスが楽し過ぎるのだ
さてPENTAX Qも発売から一ヶ月ほど経過しまして、通常の画質の評価やら交換レンズ遊びやら、いろいろとレビューが出そろってきましたね。
先々週、標準ズームレンズもついに発売されました。しかしこれ、使ってみると案外ふつうのレンズです。もちろん良くできてるキットレンズだと思うのですが、その域を出ない。そりゃあこのサイズで「ふつう」って思えることは評価に値するけども、良すぎる標準単焦点とか様々なトイレンズの刺激のあとでは、やっぱり普通なのです。
そういうわけで「どうでもいい付加機能」だと思っていたカスタムイメージとかデジタルフィルターとかの類いをいじって遊んでみたのです。そしたらアンタ!このクロスプロセスとんでもねーじゃないの!!
ていうか、クロスプロセス自体に驚いてるわけではないのですよ。いまさらね。
じつはシャッター切るたびに画調が変わるんだよ!撮ってみるまでどんな写真か分からない!デジカメなのに!!
というのが面白いわけです。撮ってみるまで分からない感覚は、デジカメではあり得ないですもんね。長時間露光くらいですかねそういうの。
最初ね、ホワイトバランスがオートだからかな?とか色々悩んだんですけども、おなじくPENTAXの一眼レフK-xなんかにも搭載されてる機能で、ランダムな値を毎回出してくるみたいなんですよね。まあ現像しないわけだから、デジタル時代のクロスプロセスはこういうのもありだなあ。
一眼レフだったら僕は使わないと思うけども、Qのような面白カメラだからこそ活きてくる機能なんじゃないかなと思いました。で、これがすごいのは、デジタルフィルターとかカスタムイメージの設定を、ビデオ撮影にも適用できてしまう点なんですよ。
どうこれ?
僕こないだは低ビットレートすぎるとか歪み気になるとかQの動画については褒めてなかったですけども、このクロスプロセスはマジヤバですね。8mmフィルムなんかにも通ずる味があると思います。これは多用してしまいそう!
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2011年9月30日 15:34