知る人ぞ知るあの「Apple Design（アップルデザイン）」の直後、ジョブズがiCEOになってからの快進撃、誰もが知ってるゴールデンイヤーズをぜんぶ収めた一冊であります。

前作ではスパルタカスこと20周年記念Mac（Twentieth Anniversary Macintosh）の迷走する面白デザインまでが収録されておりましたが、今作ではそのスパルタカスから始まり、そして世の中がひっくり返るほどの衝撃だったボンダイブルーのiMac、iPod、iPhone、iPadと今ではおなじみのプロダクトまで。ナイキとのコラボ製品や、その他、主力以外の（すこし懐かしい）プロダクトなども網羅。

ちょっと寂しいのは、前作ではふんだんに掲載されていたプロトタイプやモックアップが、今作では（私がさっきパラパラとめくった限りでは）見当たらないことでしょうか。そういう裏側やAppleが持つ未来観が垣間見えてるのが前作の良さだったように思いますが。

とはいえ、Appleファンとしてはマストアイテムであることは間違いないですから、お高い本ではありますけども、自分へのクリスマスプレゼントにいかがでしょうか。