美味しんぼ 108集は、東日本大震災から三ヶ月後の被災地記録
震災から一年、やっと出ました単行本。被災地編・めげない人々
コンビニに行ったら置いてあったので、忘れないうちに買っておきました。
美味しんぼ 第108集
東日本大震災の被災地を巡り、これまで山岡たちがお世話になった人々を訪問するという内容。
「めげない人々」という割には津波の爪痕が生々しすぎて、復興への希望よりも惨状の描写のほうが勝ってるようにすら感じました。読んでいて暗くなります。ドキュメンタリーじゃないんだから、もうちょっとどうにかしても良かったんでは?
先立つ第104集では原発事故を予知したかのようなタイミングでの提言でしたが、今回はその辺についての詳細な言及はナシ。あくまでも「めげない人々」にスポットを当て、放射能については何も断言せず「心配だ」という雰囲気を漂わせていました。
そこを詳しくやってしまうと日本の食文化を扱う作品としては根底が揺らぎますからね。巻末では、次巻は島根県を巡ると予告されておりました。そうなりますよね、できるだけ西の方で、できれば日本海側がいい。今はそうでないと連載を続けられないでしょう、色んな方面から物言いがつきそうですし。
ああ、朝から心が暗くなってきたなあ…
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2012年3月 5日 07:00