戸川純 『蛹化の女』PV公開、ソニーミュージック公式
べつに今さら騒ぎ立てるほどでもなく
ずっと以前よりYouTubeのようなアレな感じのサイトでは、こういうPVがいくつもいくつも、消されても消されてもアレだったわけですけれども
それにしても音楽著作権について関心が高まりすぎてる昨今となっては、レコード会社から直々にこうして公開していただければ、とても安心して視聴することができますね。それにしても何故いまさら?
どうやらベスト盤CDがまもなく発売、そしてこの「蛹化の女」は映画の劇伴で使われるようですね。
7/25発売の最新ベスト盤『蛹化の女〜蜷川実花セレクション』収録曲「蛹化の女」ビデオクリップ。同曲は7/14全国公開の映画『ヘルタースケルター』(蜷川実花・監督?、岡崎京子・原作、沢尻エリカ・主演)挿入歌に起用。
という話はともかく
個人的にこりゃタイムリーだなと思いまして。わたくし先日「蝉の羽化のタイムラプスとダブステップを合わせてみた」というのを公開しました。以下のものでありますけども、
こういった蝉の羽化の瞬間が内包している狂気について、生まれて初めて言葉で気付かせてくれたのがこの「蛹化の女」という歌でありました。(私のなかでは梶井基次郎の「櫻の樹の下には」とならぶ日本二大狂気のひとつであります。)
ですので実は私も上のセミ動画についてはダブステップながらもベースラインを「パッヘルベルのカノン」にしようかと考えておりました。
そのためキーはDになっております。
しかしまあカオシレーターで狙った音を出すのも至難の業ですし、Dの一音だけ拾ってきたものをポスプロでいじるのも面倒な話なのでこれは諦めました。いずれ時間があればやってみても面白いとは思ってますけどね。
ちなみに蝉はサナギになりませんが、たとえそういった生物学的な不正解でも美しければOKというのもこの歌が教えてくれたようなものです。
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2012年7月20日 20:58