NHKクローズアップ現代に出演しました
こんなナゾの告知動画をアップロードしたまま出かけた私ではありますが
ちゃんとNHK「クローズアップ現代」に出演しておりました。
2013年2月13日(水)放送 収入源は動画投稿 ?急増 アマチュア映像作家?
なぜ本名なのか
なぜスーツなのか
とソーシャル界隈ではちょっと祭られておりましたが、四十になったら本名で活動していこうと思っておりましたので、ちょうど良い機会になりました。たぶん以下の動画(今年の抱負)でそんなことを語っていたような気がします。気がするだけかもしれないけど。
なぜスーツなのかは完全にヤラレましたね。スーツでという指定だったのでスーツで行ったんですが、案の定NHKに到着してから「ジャージじゃないんだ!?」というツッコミ多数で(笑)
そんな余談はどうでもよくて、この度の出演はたいへん勉強になりました。
収録番組には幾度となく出ておりますが、今回はじめての生放送でしたので、まったく勝手が違いました。
賞味15分程度の出演だったでしょうか、そのなかで伝えるべきことを、なるべくやさしく噛み砕いて、お年寄りでも聴き取りやすいスピードで話すというミッション。
その本番に至るまでがとにかく目から鱗の凄さ。放送の一時間ほど前から進行台本の叩きを手にミーティングを始めて、新しい話やよりよいアイデアなどがあればどんどんリライト。それをもって本番15分ほど前にリハで実際に「言葉」を交わしてみて、さらにブラッシュアップ。
そしていよいよ本番が始まってVTRを流してるあいだ、私まだメイクを施されておりました(笑)その間にもスタッフの方々にいろいろと書き起こしていただいて、最終的な台本はもはや別物。そこまで詰めてようやく、自分の言葉で、自分の考えで、会話としても文脈的にも破綻なく、視聴者にも分かりやすく、尺としてもちょうど良いものになってるんですね。
※ そのぶん尖ってるものではないでしょうから、いささか物足りなく感じられた方もいらっしゃったようですが、その辺は全体の尺や視聴者層などを鑑みてください。
振り返ってみれば私ここ何年も、ニッチな分野での、演者と客の馴れ合いと予定調和のなかでしか話をしたことがなかったです。まるで進行表もなく単に器用なひとたちがフリートークして回すだけみたいなイベントも多々ありますし。ともすれば「台本などの縛りを設けず自由に」という事になってしまいがちであります。
生放送で15分くらいでビシッとすべて決めるにはそういうフリートーク形式では当然無理がありますから、そういったことは事前のミーティングでブレスト的に済ませて、そこから出たものをさらに再構築しつつ磨きをかけて出すと。
とにかく直前まで、これでもかこれでもかとブラッシュアップを繰り返して、きゅうーっと絞ったものがポンと生まれるような感じが気持よかったです。
なにげなくテレビを観てるだけだと、ただ単に受け答えをやってるようにしか見えないかもしれませんが、じつはよく煮た濃いスープからさらに旨いところだけ抽出して味わってるのかもしれませんね。
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2013年2月14日 06:18