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ネットで他人のことを馬鹿にする人が多い理由

インターネットはクルマなのです。



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私の知人に、普段はおとなしい性格なのに、クルマの運転席に座るとまるで人が変わったように激しい気性になる男がおります。

あきらかに彼の不注意で自転車と衝突しかけたのに

こんなとこ自転車で走んな馬鹿!

と高圧的な態度で暴言を吐いたりします。
ちなみにそのときは自転車の方が優先、こちら側は一旦停止の十字路でした(苦笑)

こういった、気が大きくなって事故や違反に至る危険性については、教習所や講習などでよく注意を受けます。身体能力を大きく超越した万能感を得ての「驕り」ですよね。

電車やバスのような公共交通機関も同等の能力をもった乗物ですが、単に乗客である場合はこの「驕り」は発生しません。自身で操作するという「身体との一体感」がもたらすものなのでしょう。また、公共の車両とちがって「密室性」もいくらか関係するかもしれないとは、同じく教習所などでよく語られることであります。

さて、ほとんどの道具というのは身体能力の増強や代替のためにあります。

ピンセットや箸は、指先よりも精緻な作業に向いています。
視力0.7でもテレビがあれば、遠くアフリカまで見渡せます。
言うまでもなくクルマというのは「脚」の延長線上にあるものです。
それではインターネットはどうでしょうか?

これは感覚器や四肢などではなく「脳」そのものを延長しているように思います。

もちろんインターネットの全てにおいて当てはまるものではないですが、Webにおける多くの事柄はそう言えるかと思いますし、SNSのようなサービスが発展するのは人間の社会性をそのまま反映していると思えます。

そしてこれもまたクルマに似た万能感と密室性を得られるものです。

最近は、ネットで馬鹿の可視化が増えたという風潮を語りつつ、じつは他人を馬鹿にしたいだけの方々が増えているように思います。馬鹿として発掘される人々よりも、他人を馬鹿にして祭り上げる方のほうが圧倒的に多く、またそこに加勢して雪だるま式になっていく様子をよく目にします。

じつは馬鹿の可視化ではなくて、皆で馬鹿にする相手を共有し始めただけなのでは?

仕事などで自己実現できる可能性も薄くなっている時世ではありますし、なかなか他人より優位に立つことは難しいとは思います。そこで、自分より「下」を見つけてきては寄ってたかって虐めるという方向に流されてしまうのも理解できなくはありません。ましてや表向きは「正義感」にかられての言動ともとれますし、そういった方々に反省を促すのは難しいでしょう。

インターネットを通じて得られる万能感と密室性(匿名性?)についてはクルマ同様ごく一時的な感覚でしかないです。ところがそれがもたらす行動が、後の人生に悪影響を及ぼす可能性については、クルマの運転の場合とちがって教習所などで教わることはありません。教わってないということは、それを顧みることさえ頭にない方々がほとんどかもしれないですね。

最近のインターネットでは、人に対して「死ね」などという暴言も当たり前に飛び交っておりますが、リアルな対面では口にできないような発言をするのはとても恥ずかしいですし場合によっては危険なことです。

しかしそう言うと「俺はリアルでも言えるから」などと仰る意気がったお子様方も登場し始めるのですが、そういう度胸試しの意味ではないんです。公的な発言としてそれを口走るとどうなるか、下手すると人生棒に振りかねないということは保護者の方に今一度よく聞いてみてください。

人生において、正義感や道徳観からの言動でさえ、あとで振り返れば間違っていたと感じるものは多々あります。誰でも閲覧できる公の場、しかもログが残る世界ではより一層気をつける必要がありますね。

先日、友人がSNS上で脅迫され警察沙汰になったのを聞いて、そのようなことを考えました。自戒をこめて。



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投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2013年8月21日 22:17

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