結局 オーロラってどう撮るのよ? 夏の反省編
事の発端はこの出来事から。
▼#カナダ 逆さオーロラ!写真好きなら一度は撮ってみたい夏のオーロラ
それでユーコン準州観光局、カナダ観光局さんによる JAPAN MEDIA TOUR 2013 に招待されてユーコン準州の旅に出たのが昨年の8月末〜9月初旬。
旅の目的のひとつは、夏のオーロラを撮影すること。特に、夏だから湖面が凍っていないので、水面に反射する「さかさオーロラ」を撮ること。しかも私ビデオブロガーですからタイムラプスで撮影すること。
というわけで結果からご覧ください。
基本的なオーロラの撮影方法については、2011年冬編に詳細ございますので、まずそちらの記事をお読みくださいませ。以下そのリンクです。
▼実際オーロラの撮影方法ってどうなのよ、そして私はいかに撮影機材を減らしたか
それで、その記事中で書いてるのが以下のような反省
お金があるひとはF2.0以下の超広角レンズ買って持ってってください。なぜならオーロラの動きは意外に速いんです。カーテンが風にゆらめくスピードだと思っていいです。だから露光時間は短いほどエッジが立ちます。これは間違いない。
というわけで今回はSONY SLT-99フルサイズボディにSIGMA 20mm F1.8のレンズで再挑戦。
SIGMA 単焦点広角レンズ 20mm F1.8 EX DG ASPHERICAL RF キヤノン用 フルサイズ対応
最初のオーロラチャンスはドーソンシティーのユーコン川のほとり。
待っているとジワジワと明るい筋が走ったりしたのですが、残念ながら空一面曇っておりまして、緑に輝く不思議な空を見たのみ。
この翌日、昼食時に偶然店に居合わせた日本人ガイドの男性から、別の場所で撮影したという写真を見せてもらい目から鱗に。
我々一行が曇り空で残念な想いをしている間、彼はほかの場所でオーロラ大爆発を目の当たりにしていたそうです。で、なにが目から鱗だったかというと、あまりに動きが速いので ISO 3200 で撮影したということです(Canon EOS 60D ボディにタムロンの18-270mmレンズだったかな?)でした。
『カメラの設定はあまり詳しくないので』と仰ってましたが、なまじ知ってると ISO 3200 は流石に躊躇しますよね。ましてや私のようにタイムラプスやってると後から設定変更などできないので、慎重に安全圏で行ってしまいます。
考えてもみれば、いまや常用ISO感度6400くらいは当たり前の時代なので、オーロラのカーテンのエッジを立てるにはそのくらい思い切ってみても良いのかなあと薄ら感じました。
が!
いざチャンスが訪れたときにはISO 800でやっぱり30秒も露光してしまいました。
私が撮影できたときのはオーロラ大爆発というほどではなく、うっすら見えている程度だったので、そもそもサクサクとシャッター切れるような明るさではなかったので仕方ないですけども… 自分の保守的な一面を痛切に感じてしまいましたね。
先の動画ではタイムラプス動画になっているからこそ揺らいでいる感じも表現できていますが、静止画ですとエッジがまったく立ってない。これは大反省です。
あと2011年冬の反省から20mmという焦点距離で攻めてみたものの、天頂までオーロラが見えた夜には私はノロウイルス的なもので寝込んでおり、実際に撮影できたときは地平線のあたりに筋として現れただけなので、20mm単焦点レンズでは如何ともし難い(笑)16-35mm F2.8 ズームレンズも持って来てはいただけになおさら悔やまれます。
というわけでまたまた納得しない撮影になってしまいましたが、これからオーロラ撮影される方の参考になれば幸いです。9月初旬のユーコン準州ホワイトホース、服装としては特別である必要はなく、東京の真冬の夜に野外で星撮りするような格好であれば、かろうじてなんとか乗り切れる寒さではあります。
最後になりますが、冒頭でお見せした動画を撮影したカメラが何だったか、カット毎に答えを記入した動画も用意してみました。意外にiPhoneなども大活躍してますのでご覧ください。
さかさオーロラのタイムラプスを撮影した機材は以下になります。
その他、今回の旅での動画は以下に。
GoProて?ユーコン川の急流とマウンテンハ?イク走行を撮影してみた
【ク?ロ注意】足の親指ミイラ入り飲物サワートゥーカクテルを飲んて?みた@ユーコン準州ト?ーソン・シティ
ウェアラフ?ルカメラて?ツント?ラ地帯の紅葉をハイキンク?て?自画撮り【夏休み自由研究 2年目】
【俺の世界の車窓から】リアルきかんしゃトーマスも登場!ホワイトパス・アンド・ユーコンルート
おまけ:2011年冬に大爆発したときの映像
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2014年1月14日 12:35