東京都内でイルカと泳げる? #tokyo島旅山旅
東京都の『tokyo reporter 島旅&山旅』という企画で招待いただき、東京都の周囲8kmしかない小島「利島」を旅してきました。今回はレポート第二弾。
(前回の記事は→ 東京から出ずに南の島へ旅立つ方法と到着するまで)
さあ前回は東京都内を一歩も出ずに南国アイランドへ旅立つ方法をお教えいたしましたが、島に着くやいなやハダカであります!これから海に出かけるんです!というのも、ドルフィンスイムを予定していたからなんです。
利島に着いたらすぐハダカというのは何も大げさな表現ではありません。
このたびの旅で予約しておりましたドルフィンスイム・イルカマリンクラブ利島のスタッフさんが、利島の桟橋まで迎えに来てくださってました。東京・竹芝からの高速ジェット船を降りるとすぐ、そのスタッフの方のクルマによりビューンと坂の上に建つ素敵なログハウス調の建物へ。そこで手続きもそこそこに脱いで着替えてまたクルマに乗ってふたたび港へGO!
この港、文字通りの防波堤となっておりまして、どういう意味かといえば、利島は伊豆諸島中でも最小の島でありしかも丸いお団子のような形状で「湾」や「入江」が存在しない、つまりここを出ると「外洋」という感じです。写真でお見せしますと以下のような…
ドルフィンスイムのツアーがあるくらいですからもちろん凪の日もあるようですけど、この日は特別、強風のせいでこんなに荒れてたようです。私が乗った直前の回ではまだマシだったようですが、私の回ではもうエレベーターでB1階から2Fくらいまでの上下動を常に繰り返してるかのような揺れ(笑)常につかまってないと確実に振り落とされます。
水平線のように見えるのは水平線ではなく波の山の頂点です。
水平線はその向こうに隠れてまったく見えません(笑)
上2枚の写真はGoProの魚眼レンズにて撮影したビデオからのキャプチャー。魚眼レンズなので波の高さはさほど感じないようにはなっていますけど、それでも十分すごさは感じます。
実際の体感はこう。
(((( ;゚Д゚))) ザッバーン!!!
まあこれも望遠レンズで多少の誇張はありますけども。
見る方向によって地形の変化がとても面白いですねって後から思うわけですが、乗船中はそんなこと考えてる暇もなかったです。なにしろ風景写真の水平出しには異常に気を使う私ですらこんな斜めにしか撮れない。水平にやってるつもりでこれです(笑)
同行したシュノーケリングのベテランの方々も「乗ってるだけでアトラクション」と仰るほど。口のなかに塩が入りすぎて苦いです。にがりですか?豆腐が作れそうです。
素人は溺れると思うので入らないほうがいいとそのベテランの方に言われまして、私は船上から皆さんの泳ぎを眺めておりましたが、乗ってるだけでアトラクションですからそれでも十分楽しめました。揺れすぎ波かぶりすぎってだけでみんな笑いが止まらないんですよね。
あ、もちろんイルカも船上から見えましたよ。
ただ魚眼レンズだと小さすぎてぜんぜん撮影できてません。
もし上手く撮影したいならGoProのような魚眼カメラだけでなく望遠ズームの効く防水コンパクトなどを持ってったほうが良いかと思いました。
ちなみにイルカさんは波乗りして遊んでました。
泳ぎの得意なやつはいいな(笑)
今回の料金は、ウェットスーツのレンタル、シャワーや着替えや荷物置きなどの施設使用代などもろもろ含めて税込11,340円となりました。
時期や内容、回数などによっても料金は変わってくるようですので、詳細はドルフィンスイム・イルカマリンクラブ利島ウェブサイトの料金表をごらんください。→ 料金 — ドルフィンスイム・イルカマリンクラブ利島
東京都下とはいえ南の島ですので、ウェットスーツ着用なら水中は寒くなく、11月末までは毎年実施されてるとのこと(水からあがると寒い日も)。もともと漁師さんの禁漁中のお仕事として始まったようです。あと海に入らなくても、6月ごろの夜光虫ナイトクルージングはオススメだそうです。海中で光るプランクトンのなかをイルカが通ると、ふわぁっと光るイルカの姿が幻想的に浮かび上がるそうです。
以上、10月3日の東京都下なのに夏っぽい体験をしたレポートでした。
ちなみにドルフィンスイムのスタッフの方からは翌日のほうが凪ですごく良い条件になるからとめちゃくちゃ推されたのですが、翌々日はまたシケで船が出るかどうか分からないので、二泊三日を切り上げて一泊二日で帰ることに。以下は、翌日の出港前のツイート。ほんとおだやかすぎてビックリ。
偶然写り込んだトンボに秋の到来を感じます。今日の利島は昨日と打って変わって凪、とても穏やかな海です^_^
#tokyo島旅山旅 pic.twitter.com/rFv7QLybYr
— ジェットダイスケ (@jetdaisuke) 2015, 10月 4
さて、船をおりて一息ついていたところ、海の向こうにあるものを発見!
見渡すかぎりの水平線ではなく、やはり向こう側になにか見えてるというのは良いものです。風景としても良いのはもちろん、ぼっちではない感情が生まれていいですよね。そして伊豆大島だけでなく、とんでもない絶景まで目にしてしまいました。それはまた次の記事「伊豆諸島・利島から見る富士山が最高の絶景だった」にて。
以下「tokyo reporter 島旅&山旅」の利島旅行、全記事へのリンクです。
- 東京から出ずに南の島へ旅立つ方法と到着するまで — 利島への旅
- 東京都内でイルカと泳げる?
- 伊豆諸島・利島から見る富士山が最高の絶景だった
- 尾道が好きな私は利島の坂道も気に入りました
- 坂の魅力とそこはかとなくカリフォルニア感?伊豆諸島・利島の旅
- 伊豆諸島・利島の坂道を彩るものたち
- まさに金のなる木、椿油で高齢者の貧困問題も解決?東京・利島の民宿しんき女将さんに聞いた話
- 利島の星空と影ヤングマン
- 伊豆諸島・利島への旅行で気をつけるべきこと
- 竹芝まで伊豆諸島は終わらない!2015年・利島の旅 最終回
- 東京都内でジョロウグモを撮るなら利島村だ!利島の旅・番外編
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2015年10月 6日 18:00