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地震用語おさらい

震度、マグニチュード、ガル、カイン、よく聞くけどよく分からない用語について調べてみた

昨夕の新潟県中越地震報道のなかでガルという単位を目にしたのですが、地震の何を表わしてるのかサッパリ分かりませんでした。そういえば普段よく見聞きする「震度」や「マグニチュード」というのも実はよく分かってません。阪神大震災のときに何度もTVで言ってたとは思うのですが、一昔前のことなのでもはや忘却の彼方です。そこで、地震に関する用語とりわけ単位についてのおさらいをしたいと思います。

参考リンク 日本建築構造技術者協会:『地震-3』- 地震の大きさ

●震度
これは最も多く使われる用語だと思うのですが、驚く事に近年まで、計測単位というよりは体感尺度でしかなかったようです。参考リンク:震度(震度階)

観測地点での地表面における揺れの大きさを表したもので、正確には震度階級と言っています。 昔は、震度階級は人間の感覚や周囲の状況から推定していました、花瓶が倒れるようだったら震度幾つで、立って居られなかったら震度幾つといった「体感尺度」ですので実感として解り易いのですが、人によって同じように感じてくれないという難しさがあります。そこで、最近では(1996年4月から)、全国約600地点の計測震度計内で自動的に計算した計測震度から換算して気象庁が発表しています

1996年4月からということは、阪神大震災のときに発表された震度は、現在と比べて非常にアバウトなものでしかなかったということでしょうか?アンビリーバボーです。また、次のようにも書かれています。

一般的には地震の発生した場所から離れるほど震度は小さい値を示しますが、時には、和歌山沖の地震で関東地方が大きく揺れ、関西地方はそれほど揺れなかったというような事もあります
同じプレートの上の2地点なら遠くのほうが小さいのですが、違うプレートの2地点ですとそうも言えないようです

今回の地震では、都内でも何回にも渡って揺れが感じられ、今朝の段階でもまだ微弱な地震がありました。しかしながら震源が遠いということで安心しておりましたが、あながちそう気楽に構えていてもいけないようですね。もちろん地震のタイプにもよるでしょうが、震源が遠いからといって「対岸の火事」と安心していられないようです。

震度は10階級で表わしますが 0、1、2、3、4、5弱、5強、6弱、6強、7 といった具合になっているので、5弱〜6強の間がなんだか分かりにくい感じです。国際的には12階級で、日本のは気象庁独自のもののようです。

●マグニチュード
これもよく見聞きする単位で「地震の規模」を表わすとよく言われてますが、説明を読んでもやっぱり分かりません(汗)要はどれだけスゴイ地震だったかという事でしょうね。「地震の規模」と一口に言っても、複合的な計測値・要素から算出するものなので、「震度」のように体感的に一発で理解できるものではなさそうですね。参考リンク:マグニチュード

マグニチュードは、地震の規模を表す単位です。 ですから、1つの地震には1つのマグニチュードの値で表します。 同じマグニチュードの地震でもエネルギーを一気に放出する場合(断層のずれ動く速度が速い)とエネルギーを徐々に放出する場合 (断層のずれ動く速度が遅く長い地震波が卓越する)では差があります。

さらに

世界各国では、 各国それぞれの観測結果を基に地震のマグニチュードをきめていますので、国々で違う値を示します。

ということで僕の中では一気に、「だからなに?」的な存在にまで落ちました(笑)
マグニチュードを感覚的に把握するには、こちらのページ「マグニチュードと震度」での解説のほうが分かりやすいと思います。

マグニチュードと震度の違いは電球に例えてみると分かりやすいと思います。 電球には「○○W(ワット)」という値が書いてあります。この値は、電球がどれだけ電力を消費するかを示したもので、この値が大きいほど明るくなります(同じ種類の電球の場合)。 しかし、実際に私たちの明るい・暗いという感じ方は、自分のいる位置にどれだけ光が届くかによって異なります。とても明るい道路の水銀灯でも、何kmも離れたところから見るとただの点にしか見えず、明るさは全く感じられません。反対に、小さな懐中電灯でも、顔に光を当てるととても明るくまぶしく感じます。このようなある地点における明るさは、ワットではなく「lx(ルクス)」という単位で表します。

●ガル
参考リンク:ガル

地震があると、地面の揺れよって建物や人に加速度が働きます。この作用した加速度の最大値を使って地震動の大きさを表わすことがあります。この地震ではこの場所で最大何ガルの加速度が生じたと使います。これも大きい数値程大きな地震動であったことをあらわしています。
地震動の加速度で一秒間にどれだけ速度が変化したか表す単位で、 1ガルは、1ガル=1cm毎秒毎秒(1gal=1cm/sec2)です。これも、震度と同様に、同じ地震でも観測地点の位置によって違う値をしめします。標準的な地球上の引力(=重力加速度)は980galで、これを1G(いちじー)と表すこともあります。

嗚呼、これはなんとなく分かりますね。今回の地震では830ガル程度だったと報道されてますが、1Gにも迫る値ということは、落下してるときと同じ加速度がかかってるということですね。こわ!

●カイン
参考リンク:カイン

地震動の速度で一秒間にどれだけ変位するかを表す単位で、1カインは、1カイン=1cm毎秒(1kine=1cm/sec)としています
最近では地震動の最大加速度(ガル)の大きさよりも最大速度(カイン)の大きさの方が建物の被害状況とよく一致することが知られているので、地震動の大きさとしてカインを用いて表すことが多くなりました

地面が毎秒何センチメートル動いたかということですね。つまり速度ですね。これは分かりやすい。今後の地震速報は震度やマグニチュードをやめてカインで数字出してほしいです。なぜ、カインの大きさが建物の被害状況とよく一致するのかについて、詳しい説明はこちらのページにあります。



投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2004年10月24日 11:04

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