大コケのプレミアム年金@スウェーデン
少子高齢化で保険料率に関する問題が起こるのはなにも日本だけではなくて、スウェーデンでは既に取り組みがなされているらしく、日本の新年金制度はそれをベースにするというのだが、さて一体どういうものなのか?ということについては、こちらに分かりやすいレポートがありました。ビリヤード&サッカー&ニュースコラム:年金制度を考える(11)
で、昨日BS放送でスウェーデンの年金についてのドキュメンタリーを見ました。
うまくいきゃ100万長者だという触れ込みの「プレミアム年金」というものが紹介されてまして、支払ってる年金を株式投資していくというものです。投資に関して詳しい方ならともかく、ファイナンシャルリテラシーの低い層にとっては、ギャンブル以外のなにものでも無いような気がしました。
じゃあ、詳しい人ならどうかというと、株式投資のプロがインタビューに答えてまして、600からなる選択肢のなかから30年後にどれが一番お得か選ぶなんて無理だよ、とのお答えでした(笑)で、結局はなにも選ばなかったと。選ばなかったらそれはそれで、積み立てが国によって運用されるわけですが、担当がポカやっちゃって大赤だとか(笑)
そして、このプレミアム年金が開始されて2年、95%の人が損失を出しているというニュースが紹介されてました。つまりは多くの人にとってタンス預金以下なのですよね。ま、長期運用ですから最終的にはどっちに転ぶかはまだまだ分からんのですが、制度としてはあまり賢くないような気がしますけど、どうなんでしょうか?
というか、生活保護世帯の受給額よりも、老夫婦の年金受給額のほうが低くなる、という事実はどうもね。つまり生きてくために十分な額じゃないというわけなのだし。
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2004年10月27日 06:45
» スウェーデンの「プレミアム年金」 from ■公的年金タスクフォース■
皆さん、こんにちは。McDMaster です。
さて、皆さんはスウェーデンとい… [続きを読む]
トラックバック時刻: 2004年10月27日 12:28
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