発泡酒を不味くしたのは国だ
YOMIURI ON-LINE:「ドラフトワン」など第3のビール、増税見送りへ
自民党税調は、低価格の新商品が開発されるごとに後追いで課税強化するのではなく、「酒税体系そのものを見直す」ことで大筋一致した。酒税については、2006年度以降に税率の簡素化などによる抜本改正に取り組む方針だ
とのことで、今回はなんとか免れそうです。
僕は酒税法でいうところの「ビール」以外はあまり飲まないので関係ないんですけどね。
飲まないというか、飲まなくなったという方が正しいでしょうか。
初代ホップスはよく飲んでましたよ。当時、学生だったこともあり、低価格でビールと同等の味は非常に嬉しいものでした。
しかし、そこに目をつけた政府が発泡酒を増税したわけですね。安さが売りの発泡酒で値上げなどあり得ないわけで、そこでとられた回避策がこれですね。MSN-Mainichi INTERACTIVE:発泡酒よ、断固闘え 安易な増税を許すな
96年度の税制改正で、大蔵省(当時)と税制調査会が発泡酒への増税を画策し、両社の猛反対を押し切って決定した。両社は値上げを迫られたが、発泡酒は安さが売り物。「高い」発泡酒など、意味がない。発泡酒の命運もここまで、と思われた。
ところが、そこでド根性を見せたのがサントリー。96年5月に「ホップス」を打ち切り、より麦芽比率の低い「スーパーホップス」(同150円)を出したのだ。
当時の税制改正で、発泡酒の増税対象になったのは、麦芽使用比率が(1)50%以上〜67%未満(2)25%未満の2種類で、中間の(3)25%以上〜50%未満は据え置かれた。麦芽を使う比率によって、税率が異なる酒税というものの不思議さはともかく、この時、サントリーは(1)の「ホップス」から(2)の「スーパーホップス」に切り替える芸当を演じたのだ。(2)も税率こそ上がったものの、(1)と(3)よりは安い。
ビールと発泡酒の分類についてはこちらに詳しく記載されています。
TG:食の情報/食の生活110番Q&A/近頃気になる「発泡酒」
簡単に言えば、最初はそれなりに美味しかった発泡酒ですが、増税の煽りで値上げするのを避けるために、麦芽使用比率を変えて販売するようになったため、現在のようなビールとはかけ離れた不味い酒になったということですね。なので、僕はこの味にはどうにも馴れられなかったので、今は国産のものは所謂「ビール」しか飲まないです。
馬鹿な政治家のおかげで、国民が不味いものを口にする羽目に遭うというのは、どうも納得できないことですよ。クーデターでも起きないかなぁ。せめて税金の無駄遣いを正してほしいんだがなぁ。
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2004年12月 2日 19:45