新日本プロレスがユークスに買収された件とサンライズがバンダイグループな件について
新日本プロ、GAME会社ユークスへ身売り — nikkansports.com > バトルニュース
新日本プロレスがユークスに買収されたということで思い出したのが、サンライズが10年ほど前にバンダイ傘下となったこと。アニメでもプロレスでも、キャラクタービジネスという点で同じですからね。
Zガンダムの映画を見に行くと、汚臭ただよう三十路以上のヲタ連中に混じって、Z世代以下どころか明らかにガンダムW放映中に生まれたような現役キッズ達(つまりSeed世代か)が沢山いて驚いたんですが、彼らの話に耳を傾けると、どうやらゲームキャラとしてのガンダムMkIIだったり百式だったりするわけです。僕みたいなオッサンの時代だと、プラモデル(ガンプラ)がガンダムブームを牽引していたわけですが、今はそれに加えてゲームがあるんですね。
ストーリーはどうでも良いから30分間まるごとバンダイのCMのつもりで番組を作れとの指示に、富野監督が激昂したという話があるとかないとか。そんな噂話を頭の片隅に置いて見ると、新訳といいつつも旧作カットとの継ぎ接ぎで成立している映画版Zガンダムと、それを見に来たゲーマーな子供達がちゃんとつながるわけです。
そうか、僕らは有料のCMを見に来たんだなと。映画的に駄作でも、ガンダムもギャプランもアッシマーもあれだけ格好良く動きまわれば、また売れますわな。
ユークスは新日本の興行には口を挟まないつもりらしいですが、プロレスのゲームソフトで名を馳せている企業だけに、どうなるか分かりませんよね。それが嫌だというわけではなくて、むしろ良い方向に働くのではないかと。
例えばメディアミックス的に、ゲームのシナリオライターが興行も書くとか、ゲーム向きのフィニッシング・ムーヴの開発とか、そういった展開が出て来ると面白いんじゃないかなと思います。現状、明らかにゲームのほうがエンタメ性が強いという状態ですから、ゲーム側からプロレス興行にフィードバックがあると良いのではないかと感じます。
日本ではWWE的なビジネスモデルが適用できなかっただけに、今回の買収でどういう風に日本のプロレスが変わるのか注目してみたいところです。
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2005年11月15日 15:05