Zガンダム富野由悠季「Final Cut Proは“必殺兵器”でした」
先ほどキーボードを買いに行ったビックカメラで、iMac G5を触ってたところ、Safariのホームページに設定されていたのは、たいへん興味深いページでした。
アップル — Pro/Film & Video — 映画監督 富野由悠季
アップルのサイトにて、Zガンダム総監督である富野由悠季氏へのインタビューが掲載されています。富野御大がどのようにFinal Cut Proを利用してZガンダムの制作に活かしたかを2ページに渡り読むことができます。これはZ世代のMacユーザーは必読でしょう。
そもそもFinal Cut Proのようなツールがなければ、今回の仕事は断っていました
これはできないだろう、というような難しい部分を、Final Cut Proがものすごくいい形で補完してくれた。だから僕も真剣にやりました
これはなんだか解りますね。僕はいま編集の仕事自体はしないのでFinal Cut Proは必要ないのですが、以前の仕事で使っていた感想では、Adobe Premiereなんかよりはずっと良いですし、他のスタジオ用ハイエンドシステムと比較しても見劣りしません。しかも、おそらく最も安価で信頼できるシステムじゃないでしょうか。Windowsワークステーションで揃えるよりはずっと良いかと思います。
そして監督自身が最後に「六十歳の手習い」と述べていますが、それこそがFinal Cut Proの解り易さを現していると思います。他の編集ソフトならそう上手く扱えたかどうか分かりませんよね。
先にも書いた通り、僕自体はiMovieの性能が良くなってきた事もあり、まるでFinal Cut Proの必要性は感じなくなっていたのですが、最近はLogic Pro(Appleの音楽制作ソフト)を扱っていることで改めてAppleのProアプリケーションの素晴らしさを感じていまして、Motion2などなど含めてAdobeでは体験できない世界に飛び込んでみようかなと考えている今日この頃です。
Logic ProとFinal Cut Proの連携も可能なようですし、去年登場したセット「Final Cut Studio」なら、とても安いんですよね。とはいえ高価ですが(笑)、以前はFinal Cut Pro単体でFinal Cut Studioのセット価格と同等でしたから、非常にお得感は強いです。
Final Cut Studio
- Final Cut Pro 5(デジタルビデオ編集)
- Motion 2(モーショングラフィックス)
- DVD Studio Pro 4(DVDオーサリング)
- Soundtrack Pro(音楽制作)
ちなみに、アップルでは富野監督のみならず、これまでも岩井俊二監督や塚本晋也監督のインタビューがありましたが、現在、「男たちの大和/YAMATO」についてのインタビューページもあります。そちらも読み応え充分です。
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2005年11月21日 18:58