幽体離脱、上から見るか?下から見るか?
ありがちな、寝付きの落下感覚ではなかった
数週間前のことだが、床に入り寝つこうとしたとき、スーッと体が下に落ちて行くという感覚に見舞われた。授業中の昼寝などによくありがちな、そのまま堕ちて闇に引きずり込まれそうになりビクッとして起きる、というアノ感覚だ。ただし、そのときは、肝心のビクッというのが来なかった。なぜなら、途中で落下が止まったから。
これ幽体離脱じゃないの?
明らかに僕は沈む感覚を覚えたのだが、沈み込みが全然足りなかった。寝た状態のままゆっくりと沈み、マットレスに僕の躯が埋まった状態。ちょうど僕自身の後頭部あたりが、僕の鼻先に当たって痒い感じだ。つまり「iは僕から出て僕よりも深し」なのだ。これは俗に言う幽体離脱ってやつじゃん。僕の意識が僕の肉体を離れて存在してるぞ!!
言葉では少々分かり辛いと思われるので、どんな状態なのかというのは、下に図を用意したので見てもらいたい。(画像クリックにて拡大)
勘のいい読者もそうでない読者もここで気付いたと思うが、一般的に聞くところの幽体離脱とは大きくかけ離れている。普通なら、肉体から魂が解放されて、ピーターパンのように自由に空を飛び回るかのような素敵ワンダー体験なのだ。しかし、このとき僕が体験していたのは、深い闇の世界で、自分の体とマットレスに押し挟まれ身動きのできない状態だ。原子レベルでがっちりとそこに組み込まれてしまってるような感触。
「え?同時に金縛りも体験ですか?初体験だらけなんですけど…」
そして無事に生還
次第に息が出来なくなり、貴重な体験を楽しむ余裕は無くなってきた。なんとかして動かねば!そして自分のカラダに戻るんだ!意気込みだけはあるものの、息も出来ないので何も名案が浮かばない。薄れていく意識のなかで唯一思いついたのは、渾身の力で腕を振り上げることだった…
「ふんがー!!!!」
突然わけのわからない叫びと共に両腕を高く振り上げた夫に、隣で寝ていた妻は大爆笑!その笑い声がちゃんと僕自身の耳から音を拾えてることにとても感動。自分の肉体を取り戻せた喜びでいっぱいになった。そして少し妻と話したような記憶があるが、すぐに眠ってしまったのでよく覚えていない。浪速友あれ、無事に生還できて良かった良かった。
「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」出演:奥菜恵,?山崎裕太
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2005年2月12日 08:15
» 幽体離脱したときに残る感覚は何ですか? from 日本全国・見たいもんはみたいぞの会
これいいなあ。幽体離脱の初体験告白。 リンク: webdog: 幽体離脱、上から [続きを読む]
トラックバック時刻: 2005年7月 7日 07:44