デジタル一眼レフ EOS Kiss Digital N 使用感
(画像クリックにて拡大、Photoshop 16ビットカラーにてリサイズ、色調整無し)
EOS Kiss Digitalといえば、エントリークラスにおけるデジタル一眼レフの代名詞とも言える存在。今回テストしたEOS Kiss Digital Nはそのニューモデルだ。
前モデルでも、サブカメラとして充分に活用しているプロがいたほど基本性能の高いカメラだが、今回CMOSセンサーが630万画素から800万画素へと大幅に高画素化されており、画質の面ではもはや申し分ない。
予想以上の軽さで、嬉しいどころか逆に手ブレを心配してしまったのだが、思った以上にグリップが良く、ホールディング時のバランスが高い。マクロ撮影や低速シャッターでもない限り、片手で取り回しても大丈夫な印象だ。これはむしろ、男性の手よりも女性の手にしっくりくるサイズではないかと思う。
エントリーモデルということで、何も考えずに全自動モードで撮影してみたが、気軽にスナップ写真を撮影するのであれば、これで全く問題ないのではないかと感じた。フォーカス、アイリス共に絶妙、今回は夕景の中での試用だったのだがクセの強い色作りなどは無く、ホワイトバランスの適切さは100点満点をあげたいほどの出来映え。
さらに表現力を高めたい場合には、シチュエーションに合わせた撮影モードを選択可能。ポートレートモード、風景モード、クローズアップモード、スポーツモード、夜景ポートレート、ストロボ発光禁止モードといった各モードを、ダイヤルによって瞬時に切り換えできる。
以前「人はなぜ一眼デジカメを買うと被写界深度を浅くしたがるのか」という記事にて、ちょっとした撮影技術的なところに触れた。コンパクトDVカメラとの写真を比較するとその差は歴然。(比べるなよ、とも思うがw)
今回EOS Kiss Digital Nを試用するまで、ある程度のことは技術でカバーできるものだと信じ切っていたのだが、フルオートでここまで出来て、このヌケの良さだったら迷わず買った方が良い。
コンパクトカメラにありがちな「撮影した写真よりも実物の方がもっと凄かったのに…」といった事はまずない。難しいことを何もしなくても、コンパクトカメラと同じようにただ撮影するだけで、実物と同等もしくはそれ以上の瞬間を、簡単に残すことが出来るカメラだ。
USB2.0も搭載されているので、CFカードリーダー等を持っていなくても、撮影した画像をPCに高速転送できる。ただしデフォルト設定でも画像1点につき2〜5MB程度の容量(3456×2304ピクセル、JPEG形式)になる。また、軽快にシャッターを切れるというEOS Kiss Digital Nの楽しさも相まって、思っている以上に容量を消費するだろう。よって、記録メディアは予算が許す限り大目に用意される事をお勧めする。
Canon EOS KISS デジタル N ブラック レンズキット
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2005年4月 3日 20:20
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トラックバック時刻: 2005年4月 9日 16:52