地毛が栗色だと染めなくてはならないという、理不尽な要求
あまりにもひどい事件だ…「YOMIURI ON-LINE:栗色の地毛にスプレー、退学した16歳が宮城県を提訴」とのこと。昔「転校少女Y」だか何かのドラマか映画でもそういう逸話が描かれてたけど、そういう事って本当にあるんだな。
教諭から「髪が赤いから染め直せ」などと指導された。地毛だと説明したが、教諭たちは、休み時間に放送で呼び出したり自宅に電話したりして、黒く染めるよう再三にわたり強要。11月には、副担任の女性教諭から髪に黒色のスプレーを吹き付けられた
そういえば僕の友達は極度の天然パーマだったんだけど、やっぱり頭髪検査のときに毎回注意されてたな。そもそも「パーマや茶髪だと何故悪いのか」という疑問があるしな。「ふざけるな!校則」の発刊から20年近くになるのだが、いまでも指導という名のもとに平然と人権侵害を行う教師の意識レベルの低さにも驚愕。多様性を許容しない田舎とか村社会の特質もあるだろうね。
ところで、件のニュース記事を読むと、保護者がどう対応したのか全く出て来ない。保護者の対応如何では、この手の問題はすんなり解決できるのではないか?それとも、保護者に耳を貸さないほど横暴な教師ばかりだったのか。(これについては後日追記)
また、賠償請求額が550万円というのも、恐ろしく安い気がするのだ。16歳といえば、その後の人生を決定付けるような時期だ。僕の体感ではあと一桁増して請求しても少なくはないと思うが… 個人的な希望では、この理不尽な人権侵害が、ほんの数百万円で解決できてしまうという前例を作ってほしくないし。
というところで、少女に悪気はないが、実はもっと複雑な何かが絡んでいるのではないかと勘ぐってしまった。もしくは、この遠慮がちな訴えも、目立つのを避けたがる村社会の特質からか?だとすると、この事件の本質的な原因はまったく別のところに潜んでるな。
ともかく、
ぜひともこの少女本人の納得のいく形で、速やかに解決されることを願うばかりだ。くだらない校則に毎日憤慨してた者として、そう感じる。
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2005年4月 8日 23:50
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地毛を茶髪扱いし教諭が黒スプレー 過剰指導と女子高生が提訴 宮城 — 日刊県民福井 生まれつき髪が茶色なのに、教諭に黒色のスプレーを吹き付けられるなどして染め… [続きを読む]
トラックバック時刻: 2005年4月10日 10:42
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信じられないニュースを見ました。
【読売新聞】生まれつき栗毛(くりげ)色した髪を、教諭にスプレーで黒く染められるなどしたのは人権侵… [続きを読む]
トラックバック時刻: 2005年4月11日 00:13