ブログが書籍化されるということについて
先の「日記はmixiで書くものです。」を書いててふと感じたことです。
前世紀、僕がWEB業界に足を突っ込んだときは、「さよならマスコミ」っていう感覚で始めたんですよ。それが全てではないですけど、少なからずそういう気持や期待を持ってた、というところです。
なのにここ最近、ホリエモンがテレビに寄って行っちゃったり、ブログ等が書籍化されるたびに大きく取り上げられるわで、なんだかおかしいと思ってるんです。
活字は読まないとか新聞をとらない人が増えてるとか、
そんな状況でブログや「2ちゃんねる」や「教えて!Goo」の書籍化が、さもサクセスストーリーのように語られるという不思議はあります。
俺たち(誰)が目指した革命はまず、既存メディアからの脱却だったんじゃないのか
と世界の端っこで叫んでみます。
その面では、安易に書籍化というダウンサンプリングを行ったブログを笑いたい気持ちですね。
それはさておき、こういった流れを見てると感じるのですが、インターネットでコンテンツに課金するということに限界を感じちゃってるんじゃないでしょうかね。もしくはコンテンツ配布にまつわる問題が厄介すぎると。
だから、手っ取り早く書籍として流通させちゃうとか、無償配布しちゃうとかいう方を向いてしまうと。
そのへんはアレコレあるので、これ以上書くのは割愛して…
ここに来て、ソーシャルネットワーキングサービスやソーシャルブックマークサービスにより、インターネットの交流や共有といった面が強く打ち出されて来た感があります。なんでもオープンソース化しちゃう流れも共有ですね。
これからはそうだ、というよりは元に戻った感が強いですね。
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2005年5月 1日 17:42