無料ダウンロード開始! Microsoft「Acrylic」を試す
Microsoft「Acrylic」がダウンロードできるようになっていて、早速試してみた。
「Acrylic」とは呼ばれているけども、早い話が90年代にデビューした「Expression」というもの。「Illustrator」は初心者にはどうにも敷居が高かったけども、「Expression」はペイントソフト感覚でスイスイ描けたのが素晴らしいところだった。
僕は最初のバージョンしか使ってなかったけど、その後マイクロソフトに買収された。それで今回「Acrylic」というコードネームで、.NET Passport登録者に配布するという形で再デビュー。
ペイントとドローの両方の機能があるけども、その機能だけ見ると「Photoshop」よりもずっと使いやすい。「Fireworks」みたいにどちらとも意識せずに使える。
歴代Microsoft製品のなかでは抜群に使いやすいんじゃないかな。直感的な操作ができる初めてのMicrosoft製品だと思うよ。てゆうか元々Mac用ソフトだから、そうじゃないと困るわけだが(笑)
で、CNETなんかじゃ“Adobe Systemsの「Photoshop」と「Illustrator」に真っ向から勝負を挑む製品”だって書かれてるけども、充分にその可能性は秘めていると思う。
ただ、プロ向けグラフィックソフトの現状は、WEBやDTV、DTPなどのワークフローに組み込まれてこそ真価を発揮するものなので、ピンで登場した新人にどれほどの価値があるのかよく分からない。本当に価値あるものなら、既にExpressionの時点で高いシェアになっていたと思うしね。
実際のところは、ワレザーが「Acrylic」に乗り換えるだけとか、「Photoshop Elements」や「Paint Shop Pro」といったクラスの売上げがちょっと落ちるだけではないかと。明らかに「Photoshop」と「Illustrator」ではオーバースペックになるユーザーが大多数だと思うし、「Acrylic」でほとんどのユーザーは事足りるよね?でも仕事で使う人はこれからもAdobe製品だと思うんだよね。
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2005年6月16日 03:10
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トラックバック時刻: 2005年12月 3日 04:53