ソニーのデザインについてちょっと考えた
iPod nanoが発表されたその日に、SONYからも新ウォークマンが発表されたのですが、そこで激しく失望した記者さんが「Appleとソニー,どっちも驚いた — 日経エレクトロニクス — Tech-On!」というのを書いてました。この記事を読んでいてふと思ったのです。
ソニーってもともとそんなに期待するほどだったっけ?と。
8mmハンディカムのDCR-TRV55なんかは目から鱗のレイアウトで小型化していたし、カセットテープ時代のウォークマンにしても、その後に続くCDやMDのウォークマンにしても良いものが沢山ありました。
が、ソニーのとってきたアプローチというのは常に、どこまで記憶メディアのサイズに迫れるかという点に終始してたように思えます。
驚異的なダウンサイジングというのを実現するために、使い勝手やデザインの部分を犠牲にしてきた製品もたくさんあると思うんですよね。実際、使用していてそういう面は感じてました。
シリコンオーディオプレーヤーの時代になり様々な制約から解放されて、むしろより良いデザインが生まれてくるはずなのに、ソニーには毎回期待を裏切られています。豆?なにそれ!?という感想でしたからね。
小型軽量を実現するメカのレイアウトなどは得意なのでしょうけども、実際のところソニーというのは真面目にデザインに取り組んでこなかったのかもしれないですね。そんな風に思えてしまう昨今の低迷ぶりです。
日本人としてもうすこし頑張って欲しいと思います。スティーブ・ジョブズは数年前に「コンピュータ業界のソニーを目指す」と言ってましたし、家電業界を牽引していく存在として復活を遂げて欲しいところです。
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2005年9月11日 01:34
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アップルとソニーの明暗 from 世界はゴミ箱の中に
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トラックバック時刻: 2005年9月12日 00:44