CGMの時代は終わった
以下、ある会話から要約。
オレ:広告のクリエイティブっておもろいんかなぁ?
某氏:金はすごいだろうけどね。興味ないしなあ。
オレ:基本的に広告は○○○○で事足りるんですよね。まあ、CGMもいつまで持ち上げてもらえるか分からんけどね
某氏:じきなくなりますよ。イカ天みたいなもんでしょ、あれは
オレ:うわw
某氏:あ、おれいいこと言った。
オレ:今バンドブームなんだな?
某氏:外で書けねーなw
オレ:おれ書いちゃおうw
某氏:イカ天っていうと熱が冷めるだろうなあ。金になると思っている連中は夢から覚める。
さて、標題ではCGMの時代は終わったとしていますが、実際のところは「もうじき終わるんじゃね?」という推測であって、今現在終わってるわけではございません。
従って所謂「○○は終わった」論ではないのですが、それにしても、某氏のようなCGMに関わり過ぎな人間がそう感じていて、それを言葉にしてしまっている時点で、やはり「終わった」んだろうなと。
少なくとも「金になるんじゃね?」という期待感については、我々の間では神話の土台は揺らいでいるわけで、それにはそれ相応の実感もあるわけです。
で、上記の会話の発端になってるのが、
「代理店もテレビも今回は動きが早かったね」
「そりゃ生きるか死ぬかまで追いつめられてりゃね」
みたいなものなんですわ。
でもまあ、今頃CGMなんかに飛びついたらやっぱり死ぬんではないかと。
コンシューマーがジェネレートしたメディアなんて長持ちするはずがない。
「□□□□□っていうブログ面白いですね。素人とは思えないですよね」と仰る方がたまにいるのですが、素人がやってるわけないんですよ。
表に出て来て残ってるのは元からプロか、プロになってしまった人しかいないんですよね。
最近はCGMではなくUCC(ユーザー・クリエイテッド・コンテンツ)みたいな言い方もあるわけですが、プロかプロ予備軍でない限りコンスタントに佳作を投下できる一般ユーザー的な人なんかいないわけで、そういうことに気付かないのはアホというか。まあそのアホというのは自分のことを指してるわけですが。
実際にアフィリエイトで支払いが行われる額まで到達できる人は300人に1人という話もあり、その時点でなんかもう見えてるというか。そもそも有名ブロガーとか有名ポッドキャスターとかそういう言葉が出て来たときに勝負はついてたわけで、そこで次の手を打っておくべきだったというか。
そんなこんなでもう朝ですか?なんだよもう寝なきゃ。
CGMというのは次世代ヒーローの発掘装置だったということで、もう役目は終えたんではないかと。無理矢理まとめるとそういうことですね。
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2006年10月 4日 04:28
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トラックバック時刻: 2006年10月 5日 07:11
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トラックバック時刻: 2006年10月 8日 21:21