男たちの大和 / YAMATO
男たちの大和 / YAMATO
某氏がすごく褒めてたので観てみました。
鈴木京香の演技だけどこか浮いているせいで全体的なまとまりに欠けてます。でも鈴木京香も含めて好きな俳優さんばかりなので良しとします。
彼らが壮絶な大和の最期と、そこに至る軌跡を演じきっている点が非常に素晴らしいですね。
反町隆史は厨房にいてもカッコイイと思いました。中村獅童の鬼気迫る表情が、単にヤバい人(クレージーでサイコパス)にも思えてそこが減点対象というか、シャイニングのジャック・ニコルソン的な狂ってないのに狂ってるみたいなものを感じてしまいました。
映像的には大和沈没がカタルシスとなっているので、その後のエピローグが長過ぎてストーリーとしてみると蛇足極まりないのですが、原爆投下というさらなる無駄死にの後にすぐさま終戦を迎えるという戦争の悲惨さをちゃんと描いているのは良いと思いました。
そのおかげで決意も固まります。第二次太平洋戦争の開戦の暁には、かならずや鬼畜米英を今度こそ(略
日本映画にしては珍しく、香港映画やピクサー作品のように、エンドロールがNG集となっております。ただし、どこがNGなのか分からず全く笑えませんでした。
でも、戦争の無駄加減を伝えるには非常に良い作品ですね。クルーを一新して描かれる続編の宇宙戦艦ヤマトも観てみたいと思います。
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投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2006年10月15日 18:57