MDやカセットテープの曲をiPodに転送するには
mixiのiPodコミュニティを見ていたら、MDの曲をiPodに録音するにはどうすればいいのか?という質問がありました。
去年は敷居の低い「iPod Shuffle」や「iPod nano」というモデルに人気がありましたので、そういった質問も増えてくるのではないかと感じます。ここにその回答を書いておきます。
結論から言うと、iPodに直接録音するのは不可能ですね。パソコンに録音した音声ファイルをiTunesのライブラリに追加、そこからiPodに転送するという方法になります。
じゃあどうやって録音するの?というところで初心者はつまずくと思います。
PowerMacとかVAIOだったら昔からAV機能が強くて、音声入力端子のついたモデルが沢山出ています。その類いのパソコンを使用している方なら、普通にMDウォークマン等とケーブルでつないで録音できます。今だったらオプティカルIN端子を備えている機種もあるので、光デジタルケーブルを使ってMDとデジタル to デジタルで録音できます。
(※AV機能に特化してないパソコンでも、マイク用の端子くらいは付いてるものです。マイク用と音楽用の入力端子は抵抗値が違う場合が多いですが、必ずしもそうであるとも言い切れません。そのマイク入力端子がもしかしたらオーディオINも兼ねているかもしれないので、取扱説明書にそう記述してあるか読んでみると良いでしょう)
しかし、パソコンとオーディオ機器が接続できたとしても、パソコンで録音するには録音するためのソフトが必要になりますよね。そういったソフトを購入しても良いのですが、録音するだけの目的なら、それほど高価なものは必要ありません。
窓の杜やVectorでダウンロードできるフリーウェアでも充分だと思います。それでは不安だという方は、Sound it!あたりを購入すると良いかと思います。
さて、「うちのパソコンはどこにも音声入力端子なんか付いてねーよ!」という方には、ちょっとした機材が必要になります。USBで接続できるオーディオインターフェースというものです。オーディオ機器からの音声入力信号をデジタルデータに変換して、USB経由でパソコンに転送するというものです。以下に代表的なエントリーモデルを挙げてみました。
Roland オーディオキャプチャー USBオーディオインターフェース UA-1X
ここに挙げた2機種は、録音用のソフトも付属しているので安心ですね。ちなみにその付属録音ソフトは先述のSound it!です。単体でSound it!のみを購入するよりもお得ですね。
録音したファイルはWAVEやAIFFなどの形式の音声データになるので、これをiTunesにてMP3やAACに変換してやれば大丈夫です。ほとんどの場合、こういう機材で事足りると思います。
USBエントリーモデルの音質では満足できないユーザーは、FireWire接続の本格的なオーディオインターフェースも選択できますね。
FA-101 FireWire オーディオキャプチャー(Roland)
FA-66 FireWireオーディオ・インターフェース(Roland)
(↑ちなみにウチのはコレです。仕事にも十分使えて大満足です)
さて、USBすら付いてない古いパソコンという場合はどうするか?硬派っぽく音声キャプチャー用のPCIカードを買ってきて、PCIカードスロットに挿してやれば良いかと思います。アキバの中古屋さんで数百円くらいで売ってるんじゃないでしょうか。もしくはPCIのUSBカードを買って、上記のオーディオインターフェースをつなぐという手もあるかもしれませんね。ただ、PCIカードですので、お使いのパソコンで動作するかどうかは怪しいところです。
てゆうか、USB付いてない時点でiPodが接続できないよね(笑)その場合はAmazonのミュージックストアでCDでも購入して下さい。
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2006年1月 2日 07:03