Garage Band 3からのビデオPodcast書き出し
ガレバン3のダッキング機能でミキシングの効率化からの続き、今回は最終章です。
いよいよ編集も終わり、ビデオをファイルとして書き出す段階に入ります。
Garage Bandのビデオトラックを選択すると、画面右側にエピソード情報が表示されます。ここには、タイトル、アーティスト、ペアレンタル、説明を記入することができます。
各欄は、iTunes(タイトルはQuickTime Playerでも)で表示される情報ですから、ちゃんと記入しておいたほうが良いですよ。
ただし、iTunesで受信したPodcastのファイルは、ID3タグなどのファイル埋め込み情報よりも、RSS 2.0に記入した情報の方を優先的に表示するようです。例えば、エピソード情報で記入したタイトルは、ブログでエンクロージャーしたエントリーのタイトルに置き換えられてしまいます。
(参考:簡単、ポッドキャステング用のRSS 2.0の書き方)
さて、エピソード情報を記入したら、あとは書き出して公開です。
Garage Bandの「環境設定」>「書き出し」で、どのようにムービーを書き出すか設定できます。
「ムービー設定」を「ビデオ Podcast」にすれば、iPodでも再生可能なM4Vとして書き出されます。QuickTime Proなどのツールで独自のエンコードを行うなら「最高品質」に設定しておくと良いでしょう。
また、ここで公開形態を指定できます。iDisk上にブログを作って公開するなら「iWebに送信」を、別のブログ等で公開する場合は「ディスクに保存」を選びます。
環境設定が済んだら、共有メニューから実際に書き出しを行います。
iWebを利用するなら「iWeb にPodcast を送信」を、他のブログで公開するなら「QuickTime ムービーとして書き出し…」にします。
これで、Garage Band 3での作業は終了です。
あとは、ファイルをアップロードして公開するのみ。
ちなみにiWebでの公開を選択した場合は、自動的にiWebが起動し、Garage Bandで記入したエピソード情報に基づいて、自動的にエントリーが作成されます。
あとはiWebの「公開」ボタンをクリックするだけで、自動的にHTMLエンコードされてサイト上に公開されます。
また、iWeb以外のブログを利用してのポッドキャスティングについては、
Movable Typeを利用している場合、現時点ではMT-Enclosuresというプラグインのインストールと、RSS 2.0テンプレートのちょっとした書き換えが必要になります。
(参考:MovableTypeで、m4v動画をポッドキャストする方法)
その他のブログサービスなどでは、ポッドキャスティングに必要なRSS 2.0が提供されていない場合が多いですので、PodfeedなどのRSS変換サービスを利用すると良いと思います。
投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2006年1月29日 07:05