星を継ぐもの ジェイムズ・P・ホーガン
久々にSF小説というのを読みました。しかも名作。Zガンダムの映画第一作の副題はこの古典SFからとられているわけです。
サイエンスフィクションとしてカテゴライズされつつも、周到な謎解きを用意したミステリー小説でもあり、主人公たちがどのように謎を解いていくのか、先が気になって気になって仕方ないので、寝ずに一気に読破してしまうほどの面白さでした。
ちなみに装画はスタジオぬえ加藤直之氏(ハインライン「宇宙の戦士」のパワードスーツを描いたお方)
以下ネタバレ含む
スタジオぬえと言えば超時空要塞マクロスですけども、この「星を継ぐもの」にも巨人の異星人が登場しますし、地球人類の歴史にも深く関わっているということで、これもマクロスの原点のひとつになるのかなと感じました。
ちなみに三部作のようなので、機会があれば続編も読んでみたいです。
それはさておき、サイエンスエンターテイナーというかトンデモ本の作者というか、飛鳥昭雄さんの著書もこれの影響を大きく受けているのだなと感じました。月にまつわるあれこれ、アステロイドベルトにあった惑星などなど。
太陽系第12番惑星ヤハウェ?太陽の向こうに隠れながら公転する「反地球クラリオンは実在した!!とか
月の謎とノアの大洪水?未曾有の天変地異を引き起こした幻の氷惑星「天体M」の正体を暴く!!など、
飛鳥氏の論はとてもぶっ飛んでて面白いですが、そういう諸々のことがらの下地が「星を継ぐもの」にあるわけです。
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投稿者 愛場大介(Daisuke AIBA / Jetdaisuke) : 2006年2月 8日 02:05